アーク形状のボディにLTE、NFC、日本仕様をフル装備――「Xperia AX SO-01E」:withシリーズ
ソニーモバイルやドコモが先行発表していたXperiaの新モデル「Xperia AX SO-01E」が正式発表された。厚さ8.7ミリ、重さ約120グラムのボディにLTE、NFC、1300万画素カメラ、日本仕様など、多彩な機能を凝縮させた。
ソニーモバイルコミュニケーションズが先行発表していたXperiaシリーズの新機種「Xperia AX」が、NTTドコモから「Xperia AX SO-01E」として正式に発表された。発売は11〜12月の予定。OSはAndroid 4.0。カラーはWhite、Black、Pink、Turqoiseの4色をラインアップする。
Xperia AXは、ソニーモバイルが海外で発表した「Xperia V」をベースにしたモデル。厚さ8.7ミリ、幅65ミリのボディに4.3インチのHD(720×1280ピクセル)Reality Displayを搭載。おサイフケータイ(FeliCa)、ワンセグ、赤外線、防水(IPX5/IPX7)・防塵(IP5X)、そしてLTEやNFCをサポートするなど、ほぼ全部入りと言えるスペックを実現している。なお、ワンセグの視聴には同梱の外部アンテナを装着する必要がある。LTEは従来の2.1GHz帯に加え、1.5GHz帯の下り最大100Mbpsの通信が東名阪を除く一部地域で利用可能なほか、800MHz帯でのLTE通信もサポートする。
デザインは「Xperia arc SO-01C」や「Xperia GX SO-04D」でおなじみの、背面が反り返ったアーク形状を取り入れ、丸みのあるボディとあわせて手にしっかりフィットするようこだわった。ディスプレイのガラス面、メタル調のフレーム、背面で異なる質感とカラーの3層構造にすることで上質さを演出。黒いディスプレイ面の下から本体底面をやや突出させたことで、正面から見ても本体カラーが分かる。
従来のXperiaシリーズから搭載してきた「モバイルブラビアエンジン」が「2」にバージョンアップし、よりコントラストの高い鮮明な映像を楽しめる。ディスプレイはタッチセンサーとガラスを一体化させることで薄くなったほか、タッチ精度も向上している。カメラは有効約1300万画素の裏面照射型CMOSセンサーを備え、サイバーショットでもおなじみの「プレミアムおまかせオート」に対応。シーンを自動認識して、夜景や逆光時などでも最適なモードで撮影できるようになった。ソニーの音質技術を盛り込んだ「WALKMAN」アプリは、楽曲によって異なる音量を調節してくれる「Clear Audio+(クリアオーディオプラス)」を新たに備えた。国内のXperiaで初対応となるNFCは、ソニーの対応スピーカーやヘッドフォンにかざしてワンタッチでBluetooth接続する機能をはじめ、ドコモが2013年上半期に開始を予定しているType A/Bの決済サービスにも対応している。
機種名 | Xperia AX SO-01E |
---|---|
OS | Android 4.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon MSM8960(1.5GHzデュアルコア) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約65×129×8.7(最薄部)ミリ |
重さ | 約120グラム |
連続通話時間 | 3G:約400分、GSM:約400分 |
連続待受時間 | LTE:約270時間、3G:約380時間、GSM:約300時間 |
バッテリー容量 | 1700mAh |
メインカメラ | 有効約1300万画素裏面照射型CMOS(AF/手ブレ補正対応) |
インカメラ | 有効約31万画素CMOS |
メモリ | ROM:16Gバイト、RAM:1Gバイト |
外部メモリ | microSDHC(最大32Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.3インチHD(720×1280ピクセル)TFT液晶1677万色表示 |
ボディカラー | White、Black、Pink、Turqoise |
主なサービス・機能 | Xi(下り100Mbps/上り37.5Mbps)、FOMAハイスピード(下り14Mbps/上り5.7Mbps)、WORLD WING(3G+GSM)、おサイフケータイ、Wi-Fi、テザリング、エリアメール、GPS、Bluetooth、DLNA/DTCP-IP、NFC(決済サービス含む)、しゃべってコンシェル、ドコモクラウド、スマートフォンあんしん遠隔サポート ほか |
発売日 | 11〜12月予定 |
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