ドコモ、スマートフォン向け「spモード」を9月1日に開始
NTTドコモのスマートフォン向けISP「spモード」が9月1日から利用可能になる。同サービスでは、「@docomo.ne.jp」のメールアドレスを使えるほか、コンテンツ決済サービスやアクセス制限サービスを利用できる。料金は月額315円。
NTTドコモは8月27日、スマートフォン向けISP「spモード」を9月1日(午前9時)に開始することを発表した。spモードでは、「@docomo.ne.jp」のメールアドレスを利用できるのが大きな特徴。このほか、スマートフォンで購入したコンテンツ代を毎月のケータイ代と一緒に支払える決済サービスや、「メールウイルスチェック」「spモードフィルタ」「spモードフィルタカスタマイズ」などのアクセス制限サービスも提供する。
spモードの利用料金は月額315円。対応機種は「Xperia」「LYNX SH-10B」「dynapocket T-01B」「T-01A」「SC-01B」。全国のドコモショップや量販店、一般販売店、ドコモ インフォメーションセンター、ドコモ・スマートフォン・ケアで申し込める。
あわせて、ドコモは9月1日から2010年12月31日まで「スマートプライスキャンペーン」を実施する。キャンペーン期間中にspモードを新規で契約すると、契約日から当月までと5カ月間、spモードの月額使用料(315円)が無料になる。さらに、spモード対象機種を購入したユーザーを対象に、端末代を最大5376円割り引く「プラス割」も実施する。詳細はドコモのWebサイト(外部リンク)を参照。
spモードのメールは、専用のメーラーアプリをインストールすることで利用可能になる。送受信できるメールのサイズは最大10Mバイトで、絵文字やデコメールもサポートしている。アドレス帳や送受信履歴からあて先を設定できるほか、定型文やフォルダの自動振り分けに対応するなど、通常のiモードメールと同様のユーザーインタフェースが採用されている。
メーラーアプリはAndroid マーケットやWindows Marketplace for Mobile、ドコモマーケットからダウンロードする。ドコモマーケットでは、トップページの「お客様サポート」 → 「spモード」 → 「spモード各種設定」画面の「メールアプリダウンロード」からダウンロードできる。
コンテンツ決済サービスでは、利用限度額1万円のコンテンツ代をドコモのケータイ代と一緒に支払える。事前の申し込みは不要で、spモードの契約のみで利用可能。決済は4桁のパスワードによる本人確認で行う。利用履歴をspモード対応機種から確認することも可能だ。利用できるのは、決済サービスに対応したコンテンツに限られる。NTTドコモ広報部によると、9月1日現在で決済サービスに対応したアプリは1つのみだが、今後は順次拡大していく予定。
メールウイルスチェックでは、シマンテックのウイルスパターンファイルにもとづき、spモードメールの送受信時にドコモのサーバからチェックを行い、検知したウイルスを駆除する。利用にはspモードモードオプション契約を別途申し込む必要がある。料金は無料。
アクセス制限サービスとして、出会い系サイトなどの有害Webサイトへのアクセスを制限する「spモードフィルタ」を提供する。「spモードフィルタカスタマイズ」を用いることで、アクセス制限されるサイトやカテゴリの一部を変更できる。
Xperiaでspモードを利用するにはバージョンアップが必要になり、8月30日からPC経由で、8月31日から端末からバージョンアップが可能になる。また、T-01Aでspモードを利用するには、Windows Mobile 6.5へのバージョンアップが必要になり、バージョンアップ前に利用したアプリは利用できなくなる。そのほかの対象機種はバージョンアップの必要はない。
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