電気自動車「リーフ」を利用したV2Hシステム“LEAF to Home”の無償提供を積極的に進めている日産自動車が、京都府/市にも提供することを発表した。今後も、九州電力、関西電力両社の管内でV2Hシステムの無償提供を続ける見込みだ。
日産自動車は2012年7月23日、電気自動車「リーフ」の蓄電池に充電した電力を家庭でも利用可能にするV2Hシステム“LEAF to Home”(図1)を京都府/市に無償提供すると発表した。大阪府/市、北九州市、佐賀県、福岡県に続く5例目だ。
電気自動車リーフと、リーフの電力を住宅で利用可能にする充電器「EVパワーステーション」をセットで提供する。まずは複数の公共施設に提供し、さらに京都府、京都市の個人や企業に合計80セットを無償で提供する。EVパワーステーションは無償で提供するが、リーフは2013年3月末までの無償貸与とする。
申し込みは2012年7月24日の10:00〜7月31日の18:00まで、「日産リーフで節電アクション」事務局で受け付ける。応募多数の場合は抽選となる。
関西電力、九州電力両社の管内では、今夏の電力供給量に不安を訴える声が上がっている。日産自動車は両社管内の複数の自治体に、“LEAF to Home”の無償提供を提案している。今後も自治体への無償提供が続く見込みだ。
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