蛍光灯をLEDランプに入れ替えて節電を図ろうとする企業が増えているが、通常の蛍光灯よりも明るく光るHf管の代替となる直管形LEDランプは少なかった。パナソニック エコソリューションズ社はHf32形蛍光灯の代替となる直管形LEDランプを発売する。
パナソニック エコソリューションズ社は2012年7月30日、Hf32形蛍光灯に相当する明るさの直管形LEDランプを発表した。8月20日に発売する予定(図1)。Hf32形蛍光灯と比較すると、明るさは約10%下がるが、消費電力量を約27%節約できるという。同社がすでに販売している直管形LEDランプと同様、日本電球工業会のJEL801規格に準拠している。
JEL801規格に準拠した製品でHf32形の代替となる製品は、東芝ライテックが1製品のみ発売しているが、価格が1万8500円(税抜、以下同様)とやや高いことが難点だった。パナソニック エコソリューションズ社が今回発表した製品では、価格を1万6000円に抑え、光色が異なる2製品を用意している。
光色は昼白色(色温度は5000K)と白色(色温度は4000K)の2種類。ランプ光束は昼白色の製品が3400lmで、白色の製品が3150lm。ほかの仕様は2製品共通。平均演色評価数(Ra)は84、消費電力は33W、価格は1万6000円。同社の既存製品と同じように、寿命は4万時間で、4万時間経過後も出荷時と比較して95%の光束を維持するという。
ランプに合わせて、照明器具の新製品も発売する。発売日はランプと同じく8月20日。形状の異なる62製品を用意する。この照明器具はHf管代替のランプだけでなく、同社が発売している40形蛍光灯代替の直管形LEDランプも取り付けられる。一般的な「逆富士」形の製品の場合、ランプを1つ付けられるものの価格が1万4500円。ランプを2つ付けられるものは1万5500円だ。
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