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» 2015年10月14日 07時00分 公開

ソーラーによる“自給自足”を狙うパナソニック、蓄電池の海外展開も蓄電・発電機器(2/2 ページ)

[三島一孝,スマートジャパン]
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蓄電池の海外展開を開始

 一方、海外では分散型電源システムの実現に向け蓄電池システムの展開を開始。2015年6月にはオーストラリアとニュージーランドの家庭用蓄電池市場に参入することを発表した(関連記事)。

 参入製品となる蓄電池システムは、容量8kWh(キロワット時)で最大出力2kW(キロワット)のリチウムイオン蓄電池システムで、製品本体である「LJ-SK84A Li-ion Storage Battery System」とアダプター「LJ-NA02 Network Adapter」、ソフトウェア「DR-EMS Platform Software」で構成されている(図2)。

photo 図2 オーストラリアとニュージーランドへの蓄電池参入製品の「LJ-SK84A Li-ion Storage Battery System」(右)と国内展開する「パワーステーション」(左奥)と蓄電池(左手前)(クリックで拡大)

 パナソニックでは、家庭用蓄電池システムを分散電源システムと位置付け、将来的にこれらの群制御を行うことで電力安定化に貢献していくことを目指す。オーストラリアではこれらに対する実証実験も開始した。オーストラリアの電力小売会社、ActewAGL(アクチェエイジーエル)、Ergon(アルゴン)、RED Energy(レッドエナジー)の3社と、太陽光発電システム設置済み住宅に蓄電池システムを設置し、電力需給環境の緩和状況を調べるという(図3)。

photo 図3 電力系統から見る群制御の価値(クリックで拡大)出典:パナソニック

 「オーストラリアとニュージーランドについては、固定価格買い取り制度による売電価格の低下や電気代の上昇、太陽光発電システムの普及拡大などの3つの条件があり、市場性があると考えて参入した。今後同様の市場があれば、欧州や北米など地域を絞って参入するうことを検討する」と北村氏は述べる。これらの取り組みにより、海外については、2018年度の蓄電池の売上高100億円を目指すとしている。

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