遊休地に28MWのメガソーラーを建設、京セラTCLが宮城県進出太陽光

京セラTCLソーラーは、宮城県黒川郡において坪井工業と共同で企画・開発を進めてきた「宮城・黒川メガソーラー発電所」の建設を2015年10月27日に開始した。

» 2015年10月28日 15時00分 公開
[三島一孝スマートジャパン]

 京セラTCLソーラーは、京セラと東京センチュリーリースが共同出資した太陽光発電の建設と売電を行う企業。2012年8月の設立以来、これまでに水上設置型(関連記事)なども含め、全国で29カ所、合計約50.7MW(メガワット)の太陽光発電所を稼働・運営している。

 今回建設を開始した宮城・黒川メガソーラー発電所は、京セラTCLソーラーにとっては宮城県初の太陽光発電所となる。

 同発電所は、出力規模約28MWで、年間予想発電量は約3200万kWh(キロワット時)となる。これは、一般家庭約9800世帯分の年間電力消費量に相当するという。建設で採用した太陽電池は京セラ製の270W太陽電池モジュール10万3950枚。2015年10月27日から建設を開始し、2018年7月稼働を予定している。

photo 宮城・黒川メガソーラー発電所の安全祈願祭の様子 出典:京セラ

 京セラTCLソーラーでは、遊休地などを貸借し、太陽光発電所を建設し、運用するというビジネスモデルを展開している。2015年5月時点で50カ所以上の発電設備の開発が進行中だとしている。

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