SOLGRIDシリーズとともに展示したもう1つの新製品が「SOLGRID MANAGER」だ。パワーコンディショナのSOLGRIDシリーズと連携させることで、発電設備の遠隔監視や出力制御などが行える(図2)。
SOLGRID MANAGERは一般的な遠隔監視装置として利用できる他、遠隔地から異常のリセットや整定値一括設定などが行える。オプションのクラウド監視サービスに加入すれば、月次レポートやトラブル履歴の管理、発電量が低下した際の通知といったサービスも受けられる。
そして大きな特徴となっているのが、遠隔からのソフトウェア更新を可能にしている点だ。これにより今後出力制御ルールが変更された場合でも、ソフトウェアの更新により、電力会社または配信事業者が提示する出力制御スケジュール情報を基に発電出力を制御する広義PCSに対応できるという。2016年4月より受注受付を開始する予定だ。
新電元工業ではこうしたSOLGRID MANAGERなどの提供とともに、今後ニーズが高まると見込まれる太陽光発電設備の運用保守関連のフィールドサービスなども拡充していく計画だという。
太陽光発電の出力制御ルールが変わる、東京・中部・関西の3地域は緩やか
再生可能エネルギーの出力制御に課題、運用は電力会社に依存
蓄電池の容量を空けて太陽光を待つ、電力会社の出力制御にも対応できる住宅Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10