新電力のスマートテックは家庭向けの電力供給サービス「スマートでんき」を2017年1月9日から提供する。契約したプランに応じて、電力を一定量まで毎月定額で利用できるのが特徴だ。電力使用状況や最適なプランの通知と切り替えなどを行える専用のスマートフォンアプリも無償提供する。
新電力のスマートテックは2016年11月30日、家庭向けの電力供給サービス「スマートでんき」を2017年1月9日より提供すると発表した。一定量まで電力を毎月定額で利用できるという料金メニューが特徴のサービスだ。同社の特設ページで先行受付を開始している。
一般的な電気料金は、契約アンペア数もとづく基本料金と、使用した電力量の料金などで構成されている。一方、スマートでんきの料金メニューは、こうしたさまざまな料金を全て含んだ「定額料金」となっている。例えば「定額450」プランの場合は、月額1万1250円で450kWh(キロワット時)の電気を使用できる。東京電力の従来電灯Bで、30A契約の場合に450kWhの電力を使用した際の料金と比較すると、1118円安い(図1)。450kWhを超過した場合は、1kWhごとに料金が加算される(定額450プランの場合は1kWh当たり28.5円)。
このようにスマートでんきは分かりやすい定額料金と超過料金で構成し、定額料金だけで見れば従来の電力会社のプランより14〜22%程度安くなる料金設定となっている。最も安いプランは月額3750円で150kWhまで定額利用できるプランだ。そこから100kWhごとに最大1050kWhまでの定額利用プランを用意している。なお、切り替えの対象は、現在の電力会社との契約電流が30アンペア以上、60アンペア以下までユーザーとする。
また、定額料金で利用できる容量まで電気を使わなかった場合は、その差分を「節電ポイント」として還元する。1kWh当たり1ポイント換算で還元し、100ポイントたまると2000円相当の電気料金の割引クーポンなどと交換できる仕組みだ。
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