富士通も「RE100」に加盟、2050年までに再エネ利用率100%に自然エネルギー

富士通が事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーとすることを目指す国際的なイニシアチブ「RE100」に加盟。2050年までに国内外の富士通のグループ拠点で消費する電力を、100%再エネ由来に切り替える方針だ。

» 2018年07月26日 09時00分 公開
[長町基スマートジャパン]

 富士通は事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーとすることを目指す国際的なイニシアチブ「RE100」に、国内で初めてゴールドメンバーとしてこのほど加盟した。国内外の富士通グループ拠点で消費する電力を2050年までに100%再エネ由来とすることを目指し、再エネの利用拡大を推進する。加えて、エネルギーのマネジメントや貯蔵などの研究開発や技術実証にも取り組み、社会全体の再エネの普及拡大に貢献する方針だ。

RE100のロゴ 出典:富士通

 RE100は国際的に活動するNGO団体であるThe Climate GroupがCDPとのパートナーシップのもとで、運営するイニシアチブ。使用電力を100%再エネ由来とすることを目指す企業で構成されている。

 富士通グループは、2017年5月に策定した中長期環境ビジョン「FUJITSU Climate and Energy Vision」で、富士通グループ拠点における再エネ由来の電力利用を2050年までに100%(中間目標2030年までに40%)を目標に掲げるなど自らのCO2ゼロエミッションを目指している。

 この目標の達成には、省エネルギーに徹底して取り組むとともに、再エネの利用拡大が不可欠となる。そのため、グローバル規模で再エネの大幅な普及拡大を目指すRE100に参加し、富士通グループ全体で再エネの利用拡大に向けた取り組みをさらに強化する。

 具体的には、海外のデータセンターをはじめ国内外の拠点で、各地域に応じた最適な手段を検討し再エネ由来の電力調達を拡大する。また、エネルギーのマネジメントや貯蔵などの研究開発や技術実証に取り組み、社会全体の再エネの普及拡大に貢献することを目指す。

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