n型多結晶の太陽電池セルで世界記録、カナディアン・ソーラーが変換効率23.81%太陽光

カナディアン・ソーラーは2020年3月、大面積のn型多結晶シリコン太陽電池セルで変換効率23.81%を達成し、世界記録を更新したと発表した。ドイツの独・ハーメルン太陽エネルギー研究所(ISFH)が試験および認証を行ったという。【訂正あり】

» 2020年03月23日 08時00分 公開
[スマートジャパン]

 カナディアン・ソーラーは2020年3月12日、大面積のn型多結晶シリコン太陽電池セルで変換効率23.81%を達成し、世界記録を更新したと発表した。ドイツの独・ハーメルン太陽エネルギー研究所(ISFH)が試験および認証を行ったという。

 今回変換効率23.81%を記録した多結晶セルは、157x157mm、表面積246.44平方センチメートルのn型P5(キャストモノ)シリコン・ウエハーを用い、PASCon(パッシベーション・コンタクト)技術を利用して製造されたもの。

 同社は独自のP5技術を用いた製品の開発を勧めており、2019年4月に当時の世界記録である変換効率22.28%を記録している、同年9月には22.80%を達成し、世界記録の更新を続けている。

同社が販売している産業用多結晶モジュール 出典:カナディアン・ソーラー

【訂正】
初出時、タイトルに誤りがありました。お詫びして訂正いたします(編集部/2020年3月23日午前11時58分)

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