アシックスが「RE100」に加盟、2030年までに再エネ比率60%超を目指す自然エネルギー

アシックスは、事業で使用する電力の100%再生可能エネルギー化を目指す国際的な環境イニシアチブ「RE100」に加盟した。同社は以前より、事業所の再生可能エネルギー比率を2030年までに60%以上に拡大することを目標に掲げている。

» 2020年10月05日 13時00分 公開
[スマートジャパン]

 アシックスは2020年9月23日、事業で使用する電力の100%再生可能エネルギー(以下、再エネ)化を目指す国際的な環境イニシアチブ「RE100」に加盟したと発表した。

 同社は以前より、事業所の再エネ比率を2030年までに60%以上に拡大することを目標としており、既に神戸の世界本社やオランダの欧州本社、神戸のアシックススポーツ工学研究所において利用する電力を100%再エネ化している。

 また2019年には、産業革命前からの気温上昇を1.5℃未満に抑えるべく、科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標を設定すると表明した。現在は、2030年の事業所における温室効果ガス排出量を2015年比で38%削減することを目標としている。

 RE100は、気候変動対策を進めるNGO「The Climate Group」により2014年に創立された環境イニシアチブで、機関投資家向けに気候変動関連情報を収集し開示しているNGO「CDP」との連携のもと運営されている。影響力の大きい企業群による協働を通じて再エネの需要や供給を大幅に拡大し、事業で使用する電力を2050年までに100%再エネに転換することを目指している。

 アシックスは今後、再エネ化100%に向けて国内外の全ての事業所や店舗における再エネ化を進める。

RE100 RE100 出典:アシックス

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