法人向けの電力オークション事業を展開しているホールエナジーが、再生可能エネルギーの電力を求める需要家と発電事業者をマッチングする、「コーポレートPPAオークション」を実施すると発表。再エネ発電事業者のafterFIT(東京都港区)と業務提携し、2021年内に第1回のオークションを開催する計画だ。
法人向けの電力オークション事業を展開しているホールエナジー(東京都品川区)は、再生可能エネルギーの電力を求める需要家と発電事業者をマッチングする、「コーポレートPPAオークション」を実施すると発表した。再生可能エネルギー事業を手掛けるafterFIT(東京都港区)と業務提携し、2021年内に第1回のオークションを開催する計画だ。
この取り組みは、再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)を利用せず、発電事業者と需要家が直接電力購入契約を結ぶ「コーポレートPPA(CPPA)」にフォーカスしたもの。
今回、新たに需要家と発電事業者をマッチングするオークションプラットフォームを創設し、適切な価格や条件で取引できる仕組みを提供するという。需要家は複数の新規の非FIT再エネ電源(発電所)の中から最適な案件を選択でき、発電事業者は非FIT電源の契約先の確保が可能になる。
CPPAのオークションは国内初という。まず、年内開催の第1号案件では、個別に需要家に再エネ電源を提示してマッチングさせる仕組みで実施する。その後、需要家を集めるプラットフォームを2022年中にオープンする予定だ。
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