値上げや事業撤退が続く新電力、契約企業の7割は「今後も利用を継続」の意向電力供給サービス

電力市場価格の高騰を受けた値上げや、事業撤退が続く新電力。帝国データバンクが実施した企業の電力会社の利用状況に関するアンケートでは、新電力と契約する企業の約7割が継続利用の意向を示しているという。

» 2022年05月17日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 帝国データバンクは2022年5月12日、企業の電力会社の利用状況に関するアンケート調査の結果を発表した。約3割がいわゆる「新電力」と契約しており、そのうち約7割がが継続利用の意向を示しているという。

 今回の調査は2022年5月6〜9日にかけて、インターネットを通じて実施したもの。1902社の企業が回答した。

 現在、利用している電力会社については、「新電力会社」が28.8%と約3割にのぼ

った。一方、「大手電力会社(電力大手10社)」を利用する企業は65.5%となった。

今後の電力会社の契約に関する調査結果 出典:帝国データバンク

 今後の電力会社の利用予定(切り替え予定・検討含む)について聞いた項目では、現

在、大手電力会社を利用する企業のうち「今後も大手電力会社を利用」と回答したのは96.2%にのぼった。

 一方、新電力会社を利用する企業のうち「今後も同じ新電力会社を利用」と回答した企業は70.4%だった。また、新電力会社を利用する企業のうち、「今後、大手電力会社を利用」と回答したのは19.7%だった。

アンケート調査の結果 出典:帝国データバンク

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