太陽光発電の買取価格を増額、住宅以外も対象に――京葉ガスが関東で価格改定太陽光

京葉ガスが2022年年9月1日から住宅用太陽光発電の電力買取価格を増額すると発表。対象エリアは東京電力パワーグリッドの供給区域内(島しょ部を除く)で、買取対象となる発電設備の出力規模も50kW未満まで拡大する。

» 2022年08月26日 16時50分 公開
[スマートジャパン]

 京葉ガスは2022年8月25日、同年9月1日から住宅用太陽光発電の電力買取価格を増額すると発表した。対象エリアは東京電力パワーグリッドの供給区域内(島しょ部を除く)で、買取対象となる発電設備の出力規模も拡大する。

 同社のこれまでの太陽光発電の電力買取プランは、再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)の適用が終了した、いわゆる「卒FIT太陽光」の余剰電力を対象としたもの。これまでのプランでは、京葉ガスと電気・ガス契約なしの場合は9.0円/kWh、電気またはガス契約ありの場合は9.5円kWh、両方の契約を行っている場合は10.0円/kWhという買取価格を設定していた。

京葉ガスのこれまでの買取プラン 出典:京葉ガス

 今回の価格改定では、これらの価格を電気・ガス契約の有無を問わず一律で13.8円/kWhに増額する。

 さらに、買取対象のシステムをこれまでの10kW未満から、50kW未満まで拡大する。ただし、10kW以上は建築構造物の屋上あるいは、同一敷地内などに設置した発電システムのみを対象とする。なお、卒FIT太陽光以外のユーザーの申し込みも可能としている。

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