ハンファが新型の太陽光発電システム、穴あけ不要で200cm以上の積雪にも対応太陽光

ハンファジャパンが垂直積雪量200cm以上の多雪地域でも、屋根に穴をあけずに太陽光パネルを設置できる脱着式補強架台を備えた太陽光発電システムの販売を開始した。

» 2023年08月16日 12時55分 公開
[スマートジャパン]

 ハンファジャパンは2023年8月4日、垂直積雪量200cm以上の多雪地域でも屋根に穴をあけずに太陽光パネルを設置できる脱着式補強架台を備えた太陽光発電システム「Q.ROBUST(キューロバスト)」の販売を開始したと発表した。

開発した太陽光発電システム「Q.ROBUST(キューロバスト)」の設置イメージ 出典:ハンファジャパン

 従来、垂直積雪量180cmを超える多雪地域における太陽光発電システムの設置は、打込み金具と架台を併用し、屋根に穴をあける設置工法が主流だった。この方式の場合、積雪荷重に強い一方、施工コストの増加と屋根への負担が課題となっていた。

 今回ハンファジャパンが開発した多雪地域向け脱着式補強架台「Q.ROBUST」は、屋根に穴をあけず太陽電池モジュールを設置する掴み金具工法での対応が可能。施工がシンプルかつ低コストに行えるのが特徴だという。最大で垂直積雪量210cmの多雪地域でも設置が可能になるとしている。

「Q.ROBUST(キューロバスト)」の構造イメージ 出典:ハンファジャパン

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