建材の開発製造と輸入販売事業を手掛けるエービーシー商会(千代田区)は、建築物の屋根上にある笠木に太陽光パネルを設置できるシステム「アルウィトラPVシステム」を9月から販売する。
建材の開発製造と輸入販売事業を手掛けるエービーシー商会(千代田区)は2024年7月、建築物の屋根上にある笠木に太陽光パネルを設置できるシステム「アルウィトラPVシステム」を同年9月から販売すると発表した。
近年、建築物の脱炭素化や省エネを目的に太陽光パネルの導入が広がっているが、建物の屋上には多くの設備機器が配置されており、太陽光パネルを設置するための必要スペースを確保するのが困難になるケースも多い。
そこでエービーシー商会では、屋上にある笠木の天端面に着目。笠木とは、屋根上に防水などを目的にかぶせるように設置している建材のこと。同社が販売するアルィトラPVシステムでは、笠木本体と太陽光パネルを専用固定部材にて一体化させることで、限られた屋上スペースを有効活用できるという。
一般的な太陽光パネルを設置する場合のように、大規模な架台が不要なため、設置スペースが限られているエリアでも、設備機器の配置に悩むことなく設置が可能としている。また、笠木と一体化したデザインで、意匠性にも配慮した。
同社では2025年度に3000万円の販売を目指し、太陽光パネルの設置が必要とされる建築物への提案進めるとしている。
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