ウェザーニューズが太陽光発電の発電量予測サービスをアップデート。積雪による発電量の低下を考慮した、30分ごとの予測データの提供を開始した。
ウェザーニューズは2024年11月7日から、積雪を考慮した30分ごとの太陽光発電量予測データの提供を開始した。過去の発電量実績データと積雪深を含む1kmメッシュの気象データをAIに学習させた統計モデルを用いることで、積雪による発電量の低下を考慮できるという。
同社では2022年1月から電気事業者に提供している太陽光発電量予測の統計モデルをアップデートし、太陽光パネル上の積雪による発電量の低下を考慮した太陽光発電量予測のデータ提供を開始している。
今回、発電事業者の過去数年分の発電量実績データと気象データをAIで学習させ、高精度な1kmメッシュの積雪予報を30分毎にインプットすることで、電力取引に適した30分毎の太陽光発電量を最大2週間先まで予測できるよう改良を加えた積雪予報を反映したことで、真冬の太陽光発電量の予報精度は同社比で平均約10%、最大30%向上したという。
30分ごとの予測は最大72時間先までだが、1日1回更新のデータであれば2週間先までの予測情報も入手可能となっている。データはクラウドを経由してAPIで提供し、企業のシステムとの連携も可能。なお、専用のWebサイトからCSVファイルのダウンロードも行える。
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