太陽光発電所のケーブル盗難対策 被害拡大を防ぐ最新ソリューションが集結： 「スマートエネルギーWeek 春 2025」（2/3 ページ）

[廣町公則，スマートジャパン]

センサーや警報機器と連携した遠隔防犯システム

　ラプラス・システム（京都市）は、同社の遠隔監視システム（L・eye/Solaer Legato）に追加可能な防犯オプションをアピールした。防犯機器（人感センサー/LEDライト/サイレン付き回転灯）を併せて設置することで、遠隔監視システムをケーブル盗難対策にも生かせるようになる。人感センサーが侵入を検知すると、サイレン付き回転灯やLEDライトで侵入者を威嚇（いかく）するとともに、メールで異常を通知する。異常検知の履歴は、L・eye/Solaer Legatoの監視画面で確認することができる。

ラプラス・システムが提案する遠隔監視の防犯オプション

　HSK（神奈川県横須賀市）は、監視カメラと警告機器（回転灯など）に連携する防犯装置を発表した。カメラが侵入者を検知すると自動で防犯システムが作動し、警告機器を起動させるとともに、前後10秒間の録画映像をクラウドにアップロードする。異常検知時の現場の様子を遠隔から確認できるだけでなく、現在の様子もライブカメラで確認可能だ。

カメラと警告機器とクラウドをつなぐHSKの防犯システム

　GOLD（栃木県足利市）は、有人監視の重要性を説く。監視カメラから送られてくる発電所の様子を、オーナーに代わって遠隔監視する「有人監視代行サービス」を展開。盗難発生の可能性が高い時間帯（22時〜5時）に、リアルタイムで有人監視を行い、異常が発生した場合には指定先（メール/LINEなど）に速やかに連絡する。

GOLDは、有人監視の代行サービスをアピール