最新記事一覧
チャンスを逃したり、リスクを見落としたりすることは日常的に起こるものだ。これらの事象には、警察官が平時に行う地道な警ら活動が非常に有効である。今回は、チャンスを逃す、リスクが見えないということについて捜査の技術の視点から考える。
()
本連載では、これまで元警察勤務の筆者が捜査技術をビジネスに生かすための10カ条をそれぞれ解説してきた。今回は、最終回としてこれまでの10カ条を振り返り、そのポイントや実践する際の注意点を説明する。
()
テレビドラマの刑事はいつも警察手帳を携帯し、聞き込みの情報などをメモしているイメージがある。一方、実際の刑事は、手帳に日記を書くことを重視しているという。日記を書いたことによって、後から新しい発見があるからだ。刑事は何のために日記を書くのだろうか。
()
特定顧客の行動や新商品の販売動向を追うことは重要だ。1つのものを集中して追うことによって、新たに見えてくるものがあるからだ。今回は、捜査の技術第9条「犯人をマークし追跡せよ」について、トレーサビリティの重要性を考える。
()
失敗や成功した背景には、必ずその原因があるはずだ。その根本的な原因を探すことが、今後起きるかもしれない失敗を防ぎ、成功に導くもとになる。今回は、捜査の技術第8条「物事の因子(根本)と因果関係(縁)に敏感になれ」について、原因と結果の関係を探ることの重要性を考える。
()
「失敗は成功のもと」と昔からいわれているように、失敗から学ぶことは多い。その良い例がナレッジマネジメントだ。今回は、捜査の技術第7条「探索の原点は仮説の立案と検証にあり」について、原因と結果の関係を探ることの重要性を考える。
()
蓄えた情報や知識を体系化すると、新たに出てきた問題が過去のどの情報や知識に関係するかを推理できるようになる。今回は、捜査の技術第6条「捜査のプロは分類能力が極めて高い」について、データに基づいて推測することの重要性を考える。
()
警察活動において、最重要とされる「警ら活動」が民間ではあまり重視されていない。これはなぜだろうか。今回は、捜査の技術第5条「足元を固める情報収集活動がターゲット像を絞り込ませる」について、警ら活動とログの話を中心に考える。
()
答えを探す際に、何も考えないでやみくもに探し回るのと、仮説を立ててから探し出すのでは答えにたどり着く速さなどが格段に変わってくる。今回は捜査の技術第4条「仮説の下で探し出す」について、試験問題の解き方に例えて考えてみる。
()
集客したいのであれば、顧客になってくれそうなターゲットをしっかりと定義し、ニーズを把握することが重要である。そして、ターゲットを定義し、そのニーズを知るためには、手掛かりを探し回ることが必要だ。今回は、捜査技術の第3条である「手掛かりをしっかりと押さえる」を紹介する。
()
探したいと思っているものが人の場合は、それが物の場合よりも探しやすい。例えば、犯人は見つかっても、犯人が隠した凶器は見つかりにくいものだ。それはなぜだろうか? 今回は、“モノを捜す”際のテクニックの第2弾を紹介する。
()
顧客や売れる商品を探し続けている人が居る。しかし、その人たちに「それは具体的にどのような人や商品なのか?」と尋ねると、はっきりしないことが大半だ。まず、ここをきちっと押さえておく必要がある。今回は、“モノを捜す”際のテクニックを紹介する。
()
前回までは、捜査の技術を利用して、顧客の行動パターンなどを推理してきた。今回は、警察が行う“おとり捜査”の技術を応用して、顧客を捜し出す方法を紹介する。
()
前回は、捜査の技術がビジネスの場で役立つことを説明し、実際に「求める顧客像をしっかりとイメージし、顧客になったつもりで行動パターンを推理する」というテクニックを紹介した。今回も捜査の技術を使った例の続きで、行動パターンの推理をもう少し詳しく考えないといけない例を考えてみる。
()
本連載の筆者は、京都府警に10年間勤務した後にシステムコンサルタントとして独立した経歴を持つ。昨今のビジネスでは、データマイニングなどの高度なITを活用したマーケティングリサーチや問題分析といった“捜査”に近い活動が頻繁に行われている。この連載では、ビジネスに捜査の技術を応用する手法を紹介する。
()