本田技研工業は、「スーパーカブ110」をフルモデルチェンジして3月16日に発売する。価格は22万8900円で、従来モデルから2万1000円安くなった。
新型スーパーカブ110の開発コンセプトは「ニューベーシックカブ」。実用性や経済性、快適性、デザインに加えて「お求め安い価格」を目指した。生産は中国の新大洲本田摩托有限公司で行い、調達から生産まで効率化を図ることで価格の引き下げに成功した。
110cc単気筒空冷4ストロークOHCエンジンは、低・中回転域重視のトルク特性で、従来モデルと同様に低フリクション技術を多く採用する。最高出力は5.9キロワット(8馬力)/7500rpm、最大トルクは8.5ニュートンメートル/5500rpm。燃費は、63.5キロ(時速60キロ定地走行テスト値)だ。
車体は、従来モデルを踏襲しているものの、フレーム剛性の見直しやホイールベースの20ミリ延長を実施し、荷物積載時の走行安定性を向上した。ヘッドライトには視認性と被視認性に優れる新設計の角型マルチリフレクターを、リア周りには水平基調レイアウトの新設計テールランプを採用した。同社では、「実用的でありながら斬新なイメージを演出した」という。
ボディサイズは1915×700×1050ミリ(全長×全幅×全高)、シート高は735ミリ、車両重量は98キロ。ボディカラーは、スマートブルーメタリック、パールシルキーホワイト、パールバリュアブルブルー、バージンベージュ、パールプロキオンブラックの5色を用意する。
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