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「光」の持ち腐れSurvey Weekly Top10

» 2004年10月21日 15時11分 公開
[松山由美子,ITmedia]

 トップはデジカメの市場動向。予想以上にアクセスが多かったのは、松下がシェアを伸ばした、というところが目を引いたのだろうか。

 2位には、FTTHに関する調査ニュースが入った。「光」は安くなったといえど高い。7000円はそう気軽にお財布から出せる金額ではない。

 こういう仕事をしていると自宅でも高速回線が必要だと思われがちだ。いや、まちがってはいない。速ければ速いほどありがたいのだが、なんせ自宅にいる時間も短い(まぁ在宅時はつなぎっぱなしなのだが)。実のところ、価格に見合うだけの利用はしないかもなぁ…というところだ。実際、FTTH環境の編集部スタッフはそんなに多くない。

 価格以外にネックになるのは、住宅問題だ。一軒家に住んでいるならいいけれど、集合住宅ではなかなか思い通りにことは運ばない。賃貸はもちろん制約が多いが、分譲マンションでも、他の住民の了承を得ないことには工事は行えない。年配のご家庭などでは「インターネットなんかウチはやらないからそういうのはちょっと」と賛同を得るのも大変だ。N編集長宅はそういう事情で未だにISDN。自宅で仕事をするには、かなり気の毒な環境だ。うっかり大きな画像ファイルを送ってしまうと、はっきりいって「いやがらせ」だ。

 そういうブロバン難民もいるかと思えば、ブロバンお大尽もいる。最近、友人宅が「光」にした。それまでダイヤルアップ接続だったのだが、ダンナが新しモノ好きなので、どうせブロードバンドにするなら、といきなり「光」導入。世田谷区の高級住宅街に一軒家を建てただけでもうらやましかったが、そこに「光」だ。だが、そんな垂涎の環境にも関わらず、ダンナの帰りは遅いためほとんど使われず、友人はといえばヤフーで天気をチェックするのと、筆者にメールを書くくらいしかネットを使っていない。「光」の持ち腐れだね、とイヤミをいってみるものの、「負け犬の遠吠え」状態なのがとてもとても悲しい。

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