NECディスプレイソリューションズは、「ビューライトシリーズ」としてプロジェクタ5機種を発売。いずれもランプの明るさを制御して消費電力を抑制するエコモードを搭載した。
NECディスプレイソリューションズは、同社のプロジェクタ「ビューライトシリーズ」として「NP-M350XJL」「NP-M300XJL」「NP-M260XJL」「NP-M300WJL」「NP-M260WJL」の5機種を11月2日に発売する。
機種名 | 解像度(ピクセル) | 明るさ | 大きさ | 重さ | 実勢価格 |
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NP-M350XJL | XGA(1024×768) | 3500ルーメン | 339×99×257ミリ | 2.99キロ | 14万円前後 |
NP-M300XJL | 3000ルーメン | 2.9キロ | 11万円前後 | ||
NP-M260XJL | 2600ルーメン | 8万円前後 | |||
NP-M300WJL | WXGA(1280×800) | 3000ルーメン | 2.99キロ | 12万円前後 | |
NP-M260WJL | 2600ルーメン | 2.9キロ | 9万円前後 | ||
今回の新機種は消費電力を低減したことが特徴。待機時の消費電力は、従来モデルの約3分の1に当たる0.2ワットに抑えたほか、「オートエコ」「エコ1」「エコ2」といった省電力モードを搭載した。
オートエコは、投写する映像により明るさを自動的に調整し、消費電力を最大で23%低減できる。ランプ出力を落とすエコ1(約70〜80%)、エコ2(約50%)は、それぞれ23%、44%の消費電力削減が可能だ。NECディスプレイソリューションズによると「エコ1とエコ2は小さい画面での投写など輝度をさほど必要としない場合に有効。無信号時、ミュート時は、消費電力を最大67%まで削減できる」という。
機種によって利用できるモードは異なり、NP-M300XJLとNP-M260XJLはオートエコ、エコ1、エコ2の3モード、NP-M350XJL、NP-M300WJL、NP-M260WJLはオートエコかエコ1の2モードを選択できる。
エコモード時のランプ交換時間の目安は最大6000時間(NP-M300XJL、NP-M260XJL、NP-M260WJL)。従来機種と比べると25%の延長となる。フィルター清掃時間も従来機種の3.5倍となる最大6000時間まで延長可能で、通常ランプ交換時までフィルター清掃は不要だという。
入力端子は、ミニD-Sub15ピン、HDMI端子、Sビデオ端子、RCA端子、USB端子、ステレオミニジャックなど。100BASE-TX/10BASE-Tに対応したEthernetポートも備えている。
このほか、USBケーブルで投写可能な「USBディスプレイ」機能や、電源投入から3秒で投影し、電源を切ると同時に冷却ファンが止まって素早く片付けられる「クイックスタート&クイックオフ」、投影中に電源を落とせる「ダイレクトパワーオフ」、自動台形歪み補正機能、USBビュワー機能なども搭載。10ワットのモノラルスピーカーや前面排気口、スライド式レンズカバーも備えている。
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