パートナーや子どもを持つかどうか決める30代にしておきたい17のこと(3/5 ページ)

» 2012年11月06日 11時00分 公開
[本田健,Business Media 誠]

子どもと最高の思い出をつくる

 30代で、子どもを授かる人は多いでしょうが、その幸せをかみしめる間もなく、忙しい毎日を送っているのではないでしょうか。

 子どもは、あっという間に大きくなります。生まれたと思ったら、もう6カ月検診。保育園、幼稚園、小学校までは過ぎてみると、ついこのあいだのことのようです。

 子どもと一緒にいて、心から楽しいのは、最初の10年です。ちょうど、人生でもっとも忙しい30代と重なる人も多いでしょう。

 「人生でいちばん後悔していることは?」という問いの答えで多いのは、「子どもとの時間をもっと持てばよかった」というものです。あなたに子どもがいるとしたら、ぜひこの言葉は受けとめてもらいたいと思います。

 子どもに必要なのは、お金でも、おもちゃでもなく、注目です。公園などで、子どもがいちばん親にいう言葉は「お母さん(お父さん)、こっち見て!」です。子どもは、とにかく「見てもらいたい」のです。ちなみに、それに対して両親が子どもにいう、もっとも多い言葉の3つは、「静かにしなさい!」「危ない!」「そっちに行っちゃダメ!」です。ここにコミュニケーションのズレがあります。将来の親子関係を暗示していると思いませんか?

 子どもがいる人は、思い出をいっぱいつくってください。お金をかけて、世界一周の旅に出る必要はありません。近所の河原でキャッチボールをするだけでもいいのです。「一緒にいる」だけで、もう十分なのです。あとは、にこやかに微笑みかけて、「愛しているよ」と伝えてあげてください。

 あなたのお子さんが、将来、お父さん、お母さんが一緒にいてくれたこと、そして「愛している」といつもいってくれたことさえ覚えていたら、自信を持って何にでも挑戦していける人になるでしょう。

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