サラリーマンが出世するための、ただ1つの方法「仕事ができるやつ」になる最短の道(2/2 ページ)

» 2015年09月18日 07時00分 公開
[安達裕哉ITmedia]
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上司が出世できなければ、あなたも出世できない

 単純化してしまえば、「上司が出世すること」が、自分が出世するための決定要因であるということだ。たとえ下衆(げす)で人望がなく、部下に対してなにもしない上司であっても、彼が出世できなければあなたも出世できない。

 サラリーマン金太郎は、会社の創業者である大和守之助が彼を引き上げた。島耕作は、上司である中沢喜一が出世し、社長にまでなったから、自分も社長になれた。マンガはフィクションであるが、世の中の縮図である。

 さて、われわれはこの状態で何をすべきだろうか? さきほどのピーター・ドラッカーの引用には、続きがある。

 部下は上司を改革したがる。有能な高級官僚は新任の閣僚に対する指南役を自任しがちである。そしてもっぱら限界を克服させようとする。
 しかし成果をあげる官僚は「新長官は何ができるか」を考える。そして「議会や大統領や国民との関係づくりがうまい」のであれば、そのような能力を十分に使わせるようにする。
 優れた政策や行政も、政治的な手腕をもって議会や大統領に提示しなければ意味がない。
しかも新閣僚は、官僚が彼を助けようとしていることを知るならば、政策や行政についての説明にも耳を傾ける。
(出典 前出書より)

 上司を変えるのは簡単なことではない。しかし、上司を助け、成果をあげさせることはできる。

 「上司の強みを生かし、成果をあげさせ、出世させよ」

 これが、自分が出世するための、ただ1つの方法である。

つづく

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