販売が開始されたソニーのミラーレス一眼“α NEX”。上位機種の「NEX-5」は発売週に13%のシェア(BCN調べ、レンズ交換式デジタルカメラランキング、シリーズ別販売台数シェアにおいて)を確保するなど、出足は好調のようだ(→ソニーのミラーレス一眼「NEX」、出足好調)。
マウントからして新型の「Eマウント」を採用した新製品のため、サードパーティーからのアクセサリーはまださほど用意されていないが、ソニー純正のアクセサリーは豊富に用意されている。ドレスアップパーツを中心に、そのいくつかを実際に装着してみた。
アクセサリーとしてまずオススメしたいのが、カメラのグリップ部と底部をカバーするボディケース。装着するだけでガラリと雰囲気が変わり、また、純正品だけにフィット感も高い。前述したようにグリップ部をカバーするため、カメラを構えた際の滑り止め効果も期待できる。
ボディケースはカメラ全体を覆わないため、携帯時の簡易ジャケット、もしくはドレスアップパーツとしての意味合いが強い。カバンの中に入れたりするならば、レンズジャケットで全体を保護したい。装着しても写真のようにすき間があり、防じん性には期待できないが、近未来的なフォルムのNEXがレンズジャケットに覆われるとクラシックカメラのような雰囲気になる。このコントラストは面白い。
ただ、このレンズジャケットは単品販売されているものの、装着には前述のボディースーツにスナップで固定する形式となっているため、単体では装着できずボディースーツの用意が必要となる。ここには注意したい。
レンズジャケットには、E 16mm F2.8装着時用の「LCS-EML1A」とE 18-55mm F3.5-5.6 OSS装着時用の「LCS-EML2A」の2種類がある。大は小を兼ねるので、E 16mm F2.8装着時にLCS-EML2Aを利用することもできるが、やはりレンズ先端部は空洞のために、ぶかぶかしてしまう。また、ボディケースとジャケットの双方を装着してもすき間はあるので、防水や防じん性を期待することは難しそうだ。
NEX-3/5はミラーレス構成となっており、撮影時には背面液晶をファインダーがわりとして利用する。3型の背面液晶は解像度も高く反射も抑えられておりファインダーとしても利用しやすいが、接眼しての撮影も“カメラらしさ”という意味では捨てがたい。そうした人にはビューファインダー「FDA-SV1」の導入をすすめたい。
FDA-SV1はNEX-3/5上部のアクセサリーターミナルへ装着する光学ビューファインダーで、単焦点レンズ「E16mm F2.8」装着時用の専用オプションだ。ミラーレスの本体はレンズから入った光を光学的に分岐させる仕組みを持たないので、ファンダー越しの視野と実際に撮影される視野に違いがあることには注意したい。
αシリーズのレンズ「Aマウントレンズ」の資産があるならば、マウントアダプター「LA-EA1」も魅力的なオプションになる。装着時にはAFが機能せず、また、NEX-3/5のボディサイズがコンパクトなため軽快さが失われてしまうといった難点もあるが、LA-EA1には着脱式三脚アタッチメントが付属しているので、三脚の利用を前提に考えているならば、手持ちのレンズ活用するためにNEX-3/5を導入するというのも面白いアプローチだ。
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