実証済みのLAMPソリューションを提供する新興企業各社(2/2 ページ)

» 2005年08月04日 20時35分 公開
[IDG Japan]
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 ActiveGridは8月3日、「Application Builder」および「LAMP Application Server」のバージョン1.0を発表した。

 Application Builderは、リッチなユーザーインタフェースを構築し、それを既存のバックエンドに連携するためのRAD(Rapid Application Development)環境である。XML Schema、BPEL、XForms、XPath、WSDLなどのXML標準をサポートする。

 LAMP Application Serverは、セッション管理、Webサービスとの相互運用性、トランザクション管理などの機能をオープンソース環境に提供し、配備プラットフォームとしての役割を果たす。

 ActiveGridのピーター・ヤーレッドCEOによると、同社がサポートするLAMPスタックには、Red HatまたはNovell版Linux、Apache、MySQL、そしてPHP/Perl/Python言語が含まれるという。

 「オープンソースの革新性と経済性の両方がパッケージングされている」とヤーレッド氏は話す。

 ヤーレッド氏によると、機能を追加したLAMP Application Serverの商用製品版を12月にリリースする予定だという。商用版には、認証サーバ、ダイナミックデータキャッシング機能、EJBのサポートなどが含まれる。

 SourceLabsは今週、「SASH Stack for Java」を発表した。SASHというのは、オープンソースのアプリケーションフレームワーク(Apache Struts、Apache Axis、Spring Framework、Hibernate)の頭文字を取ったもの。同製品はこれらのプラットフォームを統合して、エンタープライズクラスのWebアプリケーションを構築するための環境を提供する。

 Pfizerのグローバル医薬部門のブロッドベック氏は、構成済みのオープンソース製品が最近登場し始めたことで、オープンソースに対する同氏の見方が変わってきたという。こういった製品が成熟すれば、さらに導入を検討したいとしている。ただし、単にオープンソースだからというのではなく、自社の業務に役立つかどうかが判断基準だという。

 「LAMPスタックのコンポーネントに関しては、新興企業が非常に魅力的な価値提案をしている」(ブロッドベック氏)

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