IBM決算、純利益12%増利益予測を50セント引き上げ

IBMの4〜6月期決算は、売上高は為替の影響を強く受け13%減の233億ドルだったが、純利益は12%増の31億ドルだった。

» 2009年07月17日 09時16分 公開
[ITmedia]

 米IBMが7月16日発表した第2四半期(4〜6月期)決算は、売上高は為替の影響を強く受け、前年同期比13%減の233億ドルだったが、純利益は同12%増の31億ドル(1株当たり2.32ドル)だった。為替変動の影響を排除すると、売上高の減少は7%だった。

 地域別では、北南米地域の売り上げは9%減(為替影響を排除すると7%減)の99億ドル、EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域が20%減(同7%減)の79億ドル、アジア太平洋地域が7%減(同5%減)の49億ドルだった。

 部門別では、テクノロジーサービス部門は10%減(為替影響を排除すると2%増)、ビジネスサービス部門は15%減(同9%減)、ソフトウェア部門は7%減(為替影響を排除すると前年同期と変わらず)だった。システム&テクノロジー部門は26%減(為替影響を排除すると22%減)。粗利益率では、テクノロジーサービス部門が3.2ポイント、ビジネスサービス部門が1.3ポイント、ソフトウェア部門が1.2ポイント上昇し、システム&テクノロジー部門が1.5ポイント下がった。

 全体の粗利益率は45.5%で、前年同期を2.3ポイント上回った。サミュエル・J・パルミサーノ会長兼CEOは「戦略的な再編成の結果、堅調な結果を出せた。引き続きSmarter Planetソリューション、ビジネス分析、次世代データセンター分野への投資を続け、このペースで2010年には1株当たり10〜11ドルの利益を目指す」と語った。

 2009年通年の利益予測は前期の発表より50セント引き上げ、1株当たり9.7ドルとした。

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