Xen.org、クラウド採用促進イニシアチブ「Xen Cloud Platform」を発表パブリックとプライベートをつなぐ

Xen Cloud PlatformにはIntel、AMD、Oracle、富士通など多数の企業が賛同を寄せている。

» 2009年09月01日 14時45分 公開
[ITmedia]

 無料のハイパーバイザー「Xen」を開発するオープンソースコミュニティーのXen.orgは8月31日、「Xen Cloud Platform(XCP)」イニシアチブを発表した。

 同イニシアチブの目的は企業によるクラウドインフラの利用促進。Amazon EC2、Rackspace Cloud Servers、GoGridなどのクラウドプラットフォームと企業のプライベートクラウドの相互互換を可能にするオープンソースの仮想インフラ技術の提供を目指す。

 Distributed Management Task Force(DMTF)が策定した仮想マシン共有のための標準規格「Open Virtualization Format(OVF)」を通じ、仮想アプライアンスをハイパーバイザーから独立したフォーマットで包括し、企業内外のクラウドでのやりとりを簡易化したり、企業のデータセンターで稼働しているアプリケーションをそのままXenベースのクラウドプラットフォームで稼働できるようにする。

 Xen.orgのアドバイザリーボードメンバーであるCitrix、Hewlett-Packard(HP)、Intel、Novell、Oracleのほか、AMD、Dell、富士通、Juniper Networks、Linux Foundation、NetApp、VA Linux Systems Japanなどが同イニシアチブに賛同を表明している。

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