偽の求人情報を流すサイトやスパムが横行、F-Secureが注意喚起

F-Secureの社名をかたって偽の求人情報を掲載したサイトも見つかったという。

» 2009年12月24日 10時59分 公開
[ITmedia]

 雇用情勢の悪化が続く中、求人案内に見せかけたネット広告や電子メールを使って求職者をだまそうとする手口が広がっていると、フィンランドのセキュリティ企業F-Secureがブログで伝えた。

 F-Secureがその一例として紹介したスパムメール(英文)は、「顧客の決済処理担当者」を募集中という内容で、報酬は月額2900ユーロ、フィンランド在住で21歳以上、などの条件が記されている。これは不正な資金移動に手を貸してくれる人物を探しているようだとF-Secureは見る。

偽の求人案内の例(F-Secureより)

 このメールに記載されたドメインのサイトを閲覧しようとすると、フィンランド国内の求人情報一覧を掲載したサイトにリダイレクトされ、この中にはF-Secureの社名をかたった偽の求人情報まであったという。

 この求人情報はF-Secureが出したものではないと同社は強調。ネットで出回っている求人情報には注意した方がいいと呼び掛けている。

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