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» 2010年04月23日 13時49分 UPDATE

iPhoneの一人勝ちが鮮明に――国内スマートフォン出荷台数は倍増

MM総研が発表した国内携帯電話の市場調査によると、スマートフォンの出荷台数が前年度から倍増した。シェアでは米Appleが7割以上を占めている。

[藤村能光,ITmedia]

 MM総研が4月22日に発表した国内携帯電話の出荷状況によると、2009年4月〜2010年3月(2009年度)のスマートフォンの出荷台数が前年度から2倍以上増加していることが分かった。米Appleのシェアが7割以上となり、一人勝ちの状態だ。

スマートフォン市場が前年比113%増の234万台

2009年度通期 国内スマートフォン出荷台数シェア 2009年度通期 国内スマートフォン出荷台数シェア(出典:MM総研)

 MM総研によると、国内携帯電話市場において拡大が期待されるのはスマートフォンの市場だ。2009年度通期のスマートフォン出荷台数は234万台(前年比113%増)であり、前年の出荷台数(110万台)から2倍以上増えている。国内における携帯電話の総出荷台数(3444万台)に占める割合は6.8%だ。

 2009年度にシェアが拡大したスマートフォンは、米AppleのiPhone 3GSだった。スマートフォン出荷台数のシェアでは1位のApple(72.2%)が、2位のHTC(11.1%)、3位の東芝(6.8%)、4位のResearch In MotionおよびSony Ericsson(4.3%)を大きく引き離している。

 同社は、2010年度のスマートフォン市場では、米GoogleのAndroid搭載端末や米Microsoft「Windows Phone」などの競争が激化し、出荷台数は300万台に達すると見ている。

2010年度年3410万台を底に回復傾向へ

 2009年度の国内携帯電話の総出荷台数は前年比4.0%減の3444万台となり、2年連続の減少となった。だが、MM総研は(1)買い替えサイクル長期化傾向の鈍化、(2)想定以上に拡大したスマートフォン市場――の2つが影響したことで、当初の見通しより小幅な減少にとどまったと分析する。

 2010年度の出荷台数は、同1.0%減の3410万台と予測。出荷台数の減少は2010年で底を打ち、その後はわずかながら回復基調に向かう。2011年度は3520万台、2012年度は3560万台に上る見通しだ。

 同社は今後出荷台数が回復基調になる理由として、(1)スマートフォン市場の拡大、(2)ローエンド端末の充実、(3)2012年7月の周波数再編に向け、au端末の買い替えが本格化、(4)2011年度の登場が期待されるLTE対応携帯電話端末――の4つを挙げている。

携帯電話の出荷台数推移・予測 携帯電話の出荷台数推移・予測(出典:MM総研)

シャープが5年連続1位を獲得

2009年度通期 出荷台数シェア 2009年度通期 出荷台数シェア(出典:MM総研)

 2009年度のメーカー別出荷台数シェアは、シャープが1位となった。2005年度から5年連続でトップシェアを獲得している。出荷台数は903万台(前年比9.5%増)、市場シェアは26.2%(同3.2ポイント増)となった。

 シャープの出荷台数および市場シェアが拡大した要因は、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル対応端末の出荷において前年と同規模の拡大を維持しつつ、au市場における存在感を伸張させたことにある。MM総研は、シャープが3キャリアの市場で上位機種から下位機種まで幅広く製品を投入し、「AQUOS SHOT」に代表されるシャープブランドの製品・プロモーション戦略を訴求できた点を評価する。

 市場シェアでは、パナソニック モバイルコミュニケーションズが520万台(15.1%)で2位、富士通が518万台(15.0%)で3位だった。以下4位のNEC(10.5%)、5位の京セラ(6.1%)と続いた。

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