NPDのスマートフォン調査で、Androidが初めてiPhoneを抜き、BlackBerryに次ぐ2位になった。
米調査会社NPD Groupは5月10日(現地時間)、第1四半期(1〜3月期)の米スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。消費者向けの販売台数ベースで、Android端末が初めて米AppleのiPhoneを抜いて2位になったという。
プラットフォーム別のシェア1位はカナダのResearch in Motion(RIM)のBlackBerryで36%。2位になったAndroidのシェアは28%、3位のiPhoneは21%だった。
BlackBerryとAndroidの好調は、これらの端末を販売している大手キャリアの米Verizonによるキャンペーンの効果が大きいとNPDはみている。Verizonは2009年の「DROID」発売の際に大規模なキャンペーンを行ったほか、RIMの端末を1台買うともう1台入手できる「buy-one-get-one」キャンペーンを行っている。こうしたキャンペーンが奏功し、キャリア別の販売台数シェアでVerizonが1位の米AT&Tにほぼ並んだ。iPhoneを独占販売するAT&Tのシェアは32%、2位のVerizonが30%、3位は米T-Mobile(17%)、4位は米Sprint(15%)だった。
同調査は、NPDが毎月15万人以上を対象に行っているオンライン調査結果に基づいており、企業向けの販売は含まれていない。
同調査については、オルタナティブ・ブログ「in the looop」で斉藤徹氏が詳細な分析を掲載している。
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