QRコードに対抗するMicrosoftの2次元バーコードツールが正式版になり、レポーティングサービスにも機能が追加された。
米Microsoftは5月27日(現地時間)、2次元バーコード作成サービス「Microsoft Tag」の正式版をリリースしたと発表した。1月からβ版を公開しており、これまでに10億以上のTagが生成されたという。
Microsoft TagはQRコードのような2次元バーコード。Windows Liveアカウントで同サービスのWebサイトにログインすれば無料で利用できる。Tagに書き込める情報は、テキストや画像、Webサイトへのリンクなど。名刺やポスター、製品パッケージなどに印刷して使用するのが一般的だ。
Tagを読み取るためのクライアントアプリ「TagReader」が、Windows Mobile、BlackBerry、Symbian OS、iPhone、Android向けに公開されている。オンラインサービスの「Tag Manager」でスキャンされた回数のカテゴリ別、日別などのレポートを受け取れる。間もなくスキャンされた場所もレポートに追加する予定だ。
米大手Conde Nastほかの出版社がTagを採用しており、4月だけで米国の2000万冊以上の雑誌にTagが印刷されたという。雑誌のTagは、紙面に関連するオンライン広告や、Web版に掲載されている最新記事へのリンクなどに利用されている。
正式版の公開に当たり、パーソナライズ機能など幾つかの新機能を追加したほか、フランス語、スペイン語、トルコ語、中国語(簡易体)、イタリア語に対応した。
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