Microsoftのバーコードツール「Microsoft Tag」が正式版に

QRコードに対抗するMicrosoftの2次元バーコードツールが正式版になり、レポーティングサービスにも機能が追加された。

» 2010年05月31日 08時32分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは5月27日(現地時間)、2次元バーコード作成サービス「Microsoft Tag」の正式版をリリースしたと発表した。1月からβ版を公開しており、これまでに10億以上のTagが生成されたという。

 Microsoft TagはQRコードのような2次元バーコード。Windows Liveアカウントで同サービスのWebサイトにログインすれば無料で利用できる。Tagに書き込める情報は、テキストや画像、Webサイトへのリンクなど。名刺やポスター、製品パッケージなどに印刷して使用するのが一般的だ。

 Tagを読み取るためのクライアントアプリ「TagReader」が、Windows Mobile、BlackBerry、Symbian OS、iPhone、Android向けに公開されている。オンラインサービスの「Tag Manager」でスキャンされた回数のカテゴリ別、日別などのレポートを受け取れる。間もなくスキャンされた場所もレポートに追加する予定だ。

 米大手Conde Nastほかの出版社がTagを採用しており、4月だけで米国の2000万冊以上の雑誌にTagが印刷されたという。雑誌のTagは、紙面に関連するオンライン広告や、Web版に掲載されている最新記事へのリンクなどに利用されている。

tag TV Guide MagazineのTag。YouTubeの番組公式チャンネルへのリンクになっている

 正式版の公開に当たり、パーソナライズ機能など幾つかの新機能を追加したほか、フランス語、スペイン語、トルコ語、中国語(簡易体)、イタリア語に対応した。

変更履歴:記事本文で、「Tag Manager」とすべきところを「Tab Manger」と表記していました。お詫びして訂正いたします。[2010/05/31 17:13]

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