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» 2010年12月10日 14時10分 UPDATE

Apache Software Foundation、JCPを脱退――「Java SE 7」仕様承認を受け

「権利が認められなければJCPを脱退する」と宣言していたASFが、Oracleが提案した「Java SE 7」を執行委員会が圧倒的多数で承認したことを受け、宣言通り脱退した。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Apache Software Foundation(ASF)は12月9日(現地時間)、Java管理団体Java Community Process(JCP)から脱退すると発表した。

 ASFは11月11日に、ASFの権利が認められなければ脱退すると警告していたが、「Java SE 7」仕様に反対票を投じるよう執行委員会(EC)のメンバーに呼び掛けていたにもかかわらず、同仕様が12対3で可決されたことを受け、JCPのパトリック・クラン議長宛てに執行委員を同日辞任するというメールを送った。

 反対票を投じたのは、ASF、米Seat Yourselfのティム・パイエルス氏、米Oracleと係争中の米Googleの3者だった。パイエルス氏も7日に脱退を表明している。

 ASFは、OracleがApache HarmonyプロジェクトにJava SEのテストキットライセンスを提供しないのはJCP規則に違反すると指摘し、ECのメンバーにOracleの方針への反対を表明するためにJava SE 7を承認しないよう呼び掛けていた。ASFは、ECはSE 7を承認したことで、インプリメンターの権利を守ることを拒み、JCPのライセンス構造の整合性を破壊するという2つの過ちを犯したと主張する。

 ASFは過去10年間にわたって執行委員を務めており、直近のJCPの投票では95%という支持を得て3年間の任期を更新したばかりだった。JCP ECのメンバーは現在、IBM、Google、富士通、Hewlett-Packard(HP)、VMwareなど13の組織および個人で構成されている。10月には、「Java並行処理プログラミング(Concurrent Programming in Java)」の共著者でJavaコミュニティーに大きな影響力を持つダグ・リー氏が脱退している。

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