AmazonのEC2トラブル、2日目に突入 一部の顧客サービスは復旧

4月21日深夜にAWSの北バージニアリージョンで発生したEBS関連のトラブルは36時間後もまだ解消しておらず、多くの顧客のサイトがダウンしたままだ(HootSuiteは復活!)。

» 2011年04月23日 08時35分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 4月21日の深夜(現地時間)に発生した米Amazon Web Services(AWS)のトラブルは、発生から約36時たった22日の午後2時(日本時間の23日午前6時)現在もまだ解消しておらず、復旧作業中だ。

 AWSのAmazon Web Services Service Health Dashboardの最新(日本時間の午前6時15分)のアップデートによると、ダウンしているEBSのほとんどは修復しており、“わずかな数の”EBSの修復に取り組んでいるという。また、顧客がEBS-backedインスタンスを立ち上げ、問題のあるAvailability Zone上のEBSのデータを移行できるよう作業している。AWSは、3〜4時間(日本時間の午前9時ごろ)には完全にリストアできると見込んでいる。

 米AbleBotsがTwitterなどからの情報をまとめて表示しているEC2トラブルの影響を受けている顧客サービスの一覧によると、日本時間の午前4時の段階でもほとんどのサービスは復旧していない。この一覧ではHootSuiteもダウン中になっているが、日本時間の8時現在、利用できている。

 AWSのユーザーフォーラムのトップには今回のトラブルの最新情報についてはService Health Dashboardを見てほしいという告知があり、ユーザーの疑問にAWSのスタッフが個別に答えてはいるが、Amazonからは、今回の事故についての正式な発表はまだなく、AWSの公式ブログにも関連する投稿はない。

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