NTTソフトがクラウド対応の認証連携製品を発売、短期導入も可能に

ISP大規模な通信サービスを展開する企業向けに提供してきた「TrustBind」を一般企業でも利用しやすいように開発した。

» 2011年06月02日 17時32分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 NTTソフトウェアは6月2日、認証連携製品「TrustBind/Federation Manager Version1.5」を7月15日に発売すると発表した。企業内の認証システムとクラウドサービスの接続やシングルサインオンを可能にする。

 TrustBindは、SAMLなどのID連携技術を利用して、企業内の認証情報とクラウドなどの外部サービスの認証情報を接続するもの。企業がクラウドサービスを利用する際に、クラウドサービス側が要求する認証処理を企業側で行い、その結果をクラウドサービス側に提供して利用する。企業内の認証情報を外部サービスに提供する必要がなくなる。

 従来、同社ではTrustBindをインターネットサービス事業者など大規模なオンラインサービスを運営する企業を中心に提供してきた。新製品は、一般企業でも導入・運用が容易になるよう認証連携時の処理や、インストール作業に必要なソフトウェアの標準化し、コストダウンを図った。条件によるが、導入から最短1週間ほどで運用を開始できるという。

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