ニュース
» 2012年04月16日 16時19分 UPDATE

1st HDとセールスフォース、クラウドBIサービスを提供へ

ウイングアークなどを傘下に持つ1stホールディングスとセールスフォース・ドットコムが提携し、タブレット端末などでも利用可能なビジネスインテリジェンスサービスを提供する。

[國谷武史,ITmedia]

 1stホールディングスは4月16日、資本投資を含むセールスフォース・ドットコムとの業務提携を発表した。両社のクラウド基盤を活用するビジネスインテリジェンス(BI)サービスの提供を開始する。

 1stホールディングスは、帳票ソフトなどを手掛けるウイングアーク テクノロジーズやセキュリティサービスのバリオセキュア・ネットワークスを傘下に持つ。

 セールスフォースとの提携に伴い、まずバリオセキュアのクラウド基盤を利用したクラウドサービス「VarioCloud」を立ち上げ、ウイングアークのBIおよびダッシュボード製品「MotionBoard」の機能をサービスとして提供する。さらに、MotionBoardとSalesforce CRMやChatterなどが連携するSaaS型のサービス「MotionBoard for Salesforce」を開始する計画。サービス開発を目的に、1stホールディングスはセールスフォース・ドットコムから約4900万円の資本投資を受けることになった。

1stsfdc001.jpg サービスの提供イメージ

 新サービスを利用することで、セールスフォース上にあるビジネスデータをリアルタイムにMotionBoardへ取り込んでグラフィカルな分析レポートを作成できるようになる。分析レポートをChatter上で関係者と共有し、チャットをしながら詳細分析や意見交換が瞬時に行えるという。またMotionBoardは多くのデータウェアハウス(DWH)製品とも連携できることから、ユーザー企業内のDWHシステムとVarioCloud、セールスフォースを相互接続して、クラウド上でビジネスデータの高度な分析も可能になるとしている。2013年中にはTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアとの連携機能を実装する。

1stsfdc002.jpg MotionBoard for Salesforceのデモ画面

 1stホールディングスではまず先着100社にMotionBoard for Salesforceのモニターサービスを提供。12月から正式サービスに移行する。利用価格はSalesforceとのデータ連携に限定した「Entry Edition」が月額1800円(最低10人利用で1人当たり)、自社内システムとのデータ連携も可能な「Standard Edition」が月額7500円(同)で、別途初期費用10万円が必要。

 サービス開始に合わせて、VarioCloudとSalesforceと接続するためのソフト「Cloud Transporter」や、MotionBoardを自社環境で運用するユーザー向けにSalesforceと接続するための「Salesforceアダプター」も提供するという。

 会見で1stホールディングス代表取締役社長の内野弘幸氏は、「コンセプトは“情報活用クラウド”。クラウド技術とソーシャル技術によって経営の意思決定の迅速化を可能にするサービスを提供したい」と述べた。またセールスフォース・ドットコム代表取締役社長の宇陀栄次氏は、「注目技術の1つにモバイルがあり、今回の提携からBIやコラボレーションの機能をモバイルで利用できるようにすることで、ユーザーにより付加価値の高いサービスを提供できる」と話している。

1stsfdc003.jpg 業務提携を発表したセールスフォース・ドットコムの宇陀社長(左)と1stホールディングスの内野社長

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Loading

ピックアップコンテンツ

- PR -

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -