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» 2012年04月26日 15時02分 UPDATE

日本HP、スケールアウト型ストレージ「3PAR」の廉価版を発売

通常版と比べて拡張性を抑えた以外は「これまでハイエンド向けストレージ製品として3PARが提供してきた機能を全て提供する」という。

[本宮学,ITmedia]
photo HP 3PAR F400 スターターキット

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月26日、スケールアウト型ストレージ製品「HP 3PAR Fクラス スターターキット」を発売した。価格は550万円(税別)から。同社が従業員規模2000人以上の大企業をメインターゲットとして提供する「HP 3PAR Fクラス」の廉価版パッケージ製品と位置付け、主に従業員規模500人以上の企業に向けて拡販していく。

 3PARは、1システムで複数のユーザーに対応するマルチテナント機能や、ストレージ容量を仮想化するシンプロビジョニング機能などを搭載したストレージ製品。米国本社から常時インターネット経由でストレージの遠隔監視・保守を行う「リモート保守機能」なども備え、「専任のストレージ担当者が必要なくなる程度」(日本HPの宮坂美樹氏)に運用管理を簡素化するとしている。

 3PAR Fクラス スターターキットは、通常版(HP 3PAR F200/400)で対応する機能拡張ソフトウェア(ストレージ階層化ソフトなど)に対応せず、ストレージ容量を9.6テラバイトと抑えた廉価版パッケージ製品となる。標準搭載のシンプロビジョニングソフトのみに対応する「HP 3PAR F200 スターターキット」(550万円)と、いくつかの機能拡張ソフトに対応する「HP 3PAR F400 スターターキット」(650万円)をラインアップする。

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photophoto HP 3PAR Fクラス スターターキットがもたらすストレージ運用の変革
photo 日本HPの宮坂美樹 エンタープライズサーバー・ストレージ・ネットワーク事業統括 HPストレージ事業本部 製品マーケティング部 部長

 宮坂氏によれば、新製品は拡張性を抑えた以外は「これまでハイエンド向けストレージ製品として3PARが提供してきた機能を全て提供する」という。また、従来の3PARは「導入に当たって多数の型番を見積もる必要があった」ため、約3.5カ月の導入時間がかかっていたが、新製品はオールインワンのパッケージ製品として提供されるため、導入時間を1カ月ほどに短縮できるとしている。

 日本HPの杉原博茂 執行役員は「当社はグローバルのストレージ市場ではシェア2位だが、日本でのシェアはまだ7%程度」と明かす。そこで今後は販売代理店を通じた新製品の拡販によって「今後24カ月以内に、日本でも10%以上の市場シェアを目指す」「(2012年度は)前年度比で3倍の売り上げを目指す」と意気込んだ。

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