ビジネス分析ソリューション市場は年率4.6%で成長――IDC調べ

IDC Japanは、エンタープライズアプリケーションおよびビジネスアナリティクスのソリューション市場の動向調査を実施した。

» 2012年05月07日 12時57分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは5月7日、エンタープライズアプリケーション(EA)およびビジネスアナリティクス(BA)のソリューション市場に関する調査結果を発表した。2011年の市場規模は、EAが前年比0.2%増の1兆8863億2800万円、BAが同3.6%増の8572億7900万円だった。

 EA市場は2008年の2兆991億3400万円をピークに、2009年はリーマンショックの影響から11.6%減となった。2011年は東日本大震災や円高、電力不足、タイ洪水などの影響があったものの、特に製造業向けはグローバル化への対応などから4.1%増の拡大がみられた。2011年〜2016年の年平均成長率は、2.4%と予測している。

 BA市場規模は2009年にリーマンショックの影響から4.5%減となったが、2010年は6.1%増となり、2011年も底堅い成長を維持した。特に顧客分析を中心としたニーズが高い小売業では9.3%増だった。2011年〜2016年の年平均成長率を4.6%と予測する。

 調査は1080社の企業を対象に実施。2012年度は前年度に比べて、EAの支出額を抑制する傾向が強く、BAも横ばいの傾向にあるという。

国内EA/BAソリューション市場の予測、2011〜2016年(出典:IDC Japan)

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