KDDIが、従業員の生産性向上などを目的にAndroidスマートフォンを大規模導入。セキュリティ対策ソフトとしてはトレンドマイクロ製品を採用した。
KDDIは、ショップ接客用や営業部員のプレゼン用として1万5000台のAndroid端末を導入した。モバイルセキュリティ製品を提供したトレンドマイクロが12月5日に発表した。
KDDIでは業務効率化や生産性の向上を目指し、今年2月から従業員が業務で利用する携帯電話のスマートフォン移行を推進してきた。9月時点で従業員の約半数に当たる5000人がAndroidスマートフォンを導入し、社外から社内ネットワークに接続してアドレス帳を利用したり、スケジュール管理などを行うようになったという。
また、ショップでの接客用に5000台、法人営業向けにも5000台のタブレット端末を導入している。これら1万5000台全てのセキュリティ対策として、トレンドマイクロのモバイルセキュリティ対策ソフト「Trend Micro Mobile Security」を採用したという。同ソフトの利用で、不正アプリの検索や不正なWebサイトへのアクセスを防止するほか、OSやパターンファイルのバージョンなど各端末のセキュリティ対策状況を一元管理しているいう。
KDDIは今後、全従業員1万1000人が利用する業務用端末のスマートフォン移行を目指す。
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