セキュリティソフト市場は堅調に成長、2016年には2200億円規模に――IDC調査

IDC Japanの調べによると、2011〜2016年の国内セキュリティ製品市場規模は年率3〜4%増で推移するという。

» 2013年01月22日 17時26分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは1月22日、国内情報セキュリティ製品市場に関する予測を発表した。2012年はソフトウェア製品で前年比3.9%増の1897億円、セキュリティアプライアンス製品で前年比3.4%増の281億円の売り上げが見込まれるという。

photo 国内情報セキュリティ製品市場 セグメント別売り上げ予測、2011〜2016年(出典:IDC Japan)

 セキュリティソフト市場では、エンドポイントセキュリティ強化を主目的とするセキュアコンテンツ/脅威管理製品、認証ソリューションを含むアイデンティティ/アクセス管理製品などが市場をけん引。2011〜2016年の同市場は年率4.0%で拡大し、2016年には2219億円規模になると見込む。

 一方、セキュリティアプライアンス市場では、モバイルデバイスの普及によるリモートアクセス基盤の需要拡大や、標的型攻撃対策の需要拡大を背景に、ファイアウォール/VPN製品やIDS/IPS製品、UTM(統合脅威管理)製品が市場をけん引するとみる。2011〜2016年の同市場は年率3.4%で拡大し、2016年には321億円規模になると予測している。

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