ケーヒン、約5000台のクライアントPCの運用管理を自動化導入事例

車両システムメーカーのケーヒンは、デルのシステムを利用して約5000台のクライアントPCの運用管理を自動化し、正確性の高い資産管理環境を整備した。

» 2014年06月06日 15時43分 公開
[ITmedia]

 ケーヒンは、デルのシステム管理製品「Dell KACE VK1000」を導入し、国内10拠点の5000台に及ぶクライアントPCの運用を自動化した。デルが6月6日に発表した。

 ケーヒンは、二輪車・四輪車の電子制御システムなどを開発・製造する総合システムメーカー。二輪車のキャブレター分野では世界トップシェアを誇る。同社では従来、Excelで作成した資産管理台帳を用いてPCの型番やOS、メーカー、ユーザー、所属部門などを管理していた。その業務では例えば、変更申請を受けてからその都度台帳を更新しなければならないなど、作業が煩雑になっていたという。年に1度PCと台帳の突き合わせを行う棚卸し作業は、社内のユーザーに協力を要請しながら1カ月半を掛けて実施しなければならなかった。

 ケーヒンは人的負荷の大きかったPCの運用管理作業を改善するため、「Dell KACE VK1000」を導入した。同製品はVMwareによる仮想サーバ環境での稼働に最適化されており、「デバイス検出とインベントリ」「パッチ管理」をはじめ、「資産管理」や「電源管理」「ソフトウェア配布」「リモートコントロール」などを1つのプラットフォーム上に統合できるのが特徴。この導入により、ケーヒンは人的負荷の大きい運用管理の自動化を実現し、作業の負担を大幅に軽減したという。

 Dell KACEシリーズ製品は物理/仮想アプライアンスで利用できる。ケーヒンは、仮想アプライアンスとして迅速かつ低コストに導入展開でき、物理アプライアンスと同様に統合化された機能でもって容易な運用管理が実現できることを評価している。

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