ベーカリーチェーンのサンジェルマン、システム管理のアプライアンス導入で業務効率化導入事例

店舗や事業所で使用するPCの刷新と合わせて「Dell KACE K1000」を導入し、老朽化したPCのリプレイスとIT管理業務の負荷削減を実現した。

» 2013年05月13日 15時46分 公開
[ITmedia]

 ベーカリーチェーン大手のサンジェルマンが、デルのシステム管理アプライアンス「Dell KACE K1000」を導入した。デルが5月13日に発表している。

 サンジェルマンは、2012年末現在で首都圏を中心に合計111店舗を展開するベーカリーチェーン。事業拡大にあわせ、受発注や勤怠管理、経理、財務、生産管理など業務のIT化も推進してきたが、店舗や各事業所に分散している多数のクライアントPCの運用管理にまつわるさまざまな課題も浮き彫りになってきたという。

 同社では専任のIT管理者が不在の中、社内や工場に分散したクライアントPCの効率的な管理が課題となっていた。また、店舗用のノートPCとして「Dell Latitude E5530」を134台、本社事務所および工場用のデスクトップPCとして「Dell OptiPlex 7010」を93台、合計227台を一斉導入し、老朽化したPCをリプレイスした。

 そこで、デルのシステム管理アプライアンス「Dell KACE K1000」を導入し、これまでPCごとに対応していたさまざまな管理業務を1つのプラットフォームに統合。全てのクライアントPCを一元的に管理できるようにした。ソフトウェアのライセンス管理の厳格化やセキュリティパッチの自動適用などが可能になるなど、その効果は非常に大きく、煩雑なIT管理業務の負荷を大幅に低減することができたという。

 サンジェルマンの経営戦略部財務チーム担当部長 石関雅博氏は、「仮にこうしたメンテナンス作業を専任のIT管理者を雇って実施するとなれば、1人あたり毎年500万円以上の人件費がかかってしまう。これを考慮すれば、Dell KACE K1000に対する投資は、1年もあれば十分に回収できる計算になる」と述べている。

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