JAL、羽田空港でスマートウォッチの業務利用を実験

野村総研と共同で、スピーディーな顧客対応や効率的なスタッフ配置におけるウェアラブルデバイスの活用を検証する。

» 2014年07月14日 16時55分 公開
[ITmedia]
スマートウォッチの装着イメージ

 日本航空と野村総合研究所(NRI)は7月14日、空港旅客業務でのウェアラブルデバイス活用に関する実証実験を行うと発表した。実験期間は16日から約1カ月の予定。

 実験では近距離無線通信のiBeaconとスマートウォッチのGALAXY Gear2、LG G Watchなどを利用する。羽田空港第1旅客ターミナルビルの搭乗ゲートに設置されたビーコンが発する信号を、搭乗ゲート担当のJALスタッフが持つスマートフォンで受信し、スタッフの所在・配置状況をコントローラーデスクの担当者が遠隔地からリアルタイムに把握できるようにする。NRIはシステム開発を担当する。

コントローラーデスク(左)と所在・配置状況の確認イメージ

 これによってスピーディーな顧客対応と効率的なスタッフ配置の実現が期待されるといい、ウェアラブルデバイスを利用することでスタッフが携帯情報機器や無線機を取り出すことなく、業務に必要な情報の入手や共有を行える環境も整備できる。

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