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» 2016年02月29日 07時00分 UPDATE

即席!3分で分かるITトレンド:コレ1枚で分かる「クラウドがもたらす常識の転換」(1)

クラウドの普及は、私たちのビジネスや生活にどのような変化をもたらすのか? その本質を探ってみよう。

[斎藤昌義(ネットコマース株式会社),ITmedia]

この連載は

 カップめんを待つ間に、電車の待ち時間に、歯磨きしている間に“いまさら聞けない”ITトレンドが分かっちゃう! 今さら聞けないITの最新トレンドやビジネス戦略を、体系的に整理して分かりやすく解説する連載です。「この用語、案外、分かっているようで分かっていないかも」「IT用語を現場の社員にもっと分かりやすく説明できるようになりたい」――。情シスの皆さんのこんな課題を解決します。


クラウドと一体化した基盤の誕生

 クラウドがもたらす本当の変化は、システム資源を調達する手段が変わるだけではありません。もっと本質的な変化が起きつつあるのです。

 システム資源は「所有」から「使用」へと変わり、ユーザーは、PCだけではなく、スマートフォンタブレットなどのスマートデバイスを使い始めています。これらのデバイスは、インターネットへの常時接続が当たり前で、埋め込まれた多くのセンサーやGPSが、24時間365日、ユーザーの活動データを収集し、リアルタイムでクラウドに送り出し、一体となってさまざまなサービスを提供してくれます。

Photo コレ1枚で分かる「クラウドがもたらす常識の転換」(1)

 さらに、私たちが日常使うさまざまなモノにセンサーや通信機能が埋め込まれるようになります。例えば、自動車に組み込まれたセンサーやGPSのデータと、道路に設置されたセンサーや自動運転機能を組み合わせれば、渋滞を回避し、燃費の向上や時間短縮、事故の低減などに効果を上げてくれるでしょう。

 また、住宅設備や家電製品と組み合わせれば、省エネや快適な生活に役立ちます。さらに、ウェアラブルと呼ばれる体に密着させるデバイスを使えば、体の活動量や生体情報を収集し、予防診断や食生活のアドバイスなど、健康維持に貢献してくれるかもしれません。

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 このように見ていくと、クラウドは、単にシステム資源の調達手段が「所有」から「使用」に変わっただけではなく、モノやコト(個人の行動や社会的な活動)の情報とクラウドが、さまざまな“つながり”を持ち、一体になって機能するビジネスや生活の新しい基盤が誕生したといえるでしょう。すなわち、「リアルとネットの融合と日常化」という、新しいバラダイムが出現したのです。これこそが、クラウドのもたらした本質的変化なのです。

著者プロフィル:斎藤昌義

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 日本IBMで営業として大手電気・電子製造業の顧客を担当。1995年に日本IBMを退職し、次代のITビジネス開発と人材育成を支援するネットコマースを設立。代表取締役に就任し、現在に至る。詳しいプロフィルはこちら。最新テクノロジーやビジネスの動向をまとめたプレゼンテーションデータをロイヤルティーフリーで提供する「ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA」はこちら


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