東芝は6月14日、ポータブルオーディオプレーヤー「gigabeat」シリーズの新製品を発表した。ラインアップは、5GバイトのHDDを内蔵した「gigabeat G5」、20Gバイトの「gigabeat G22」、そして40GバイトHDDの「gigabeat G40」の3機種。いずれも価格はオープンプライスで、7月中旬から順次発売する予定だ。
製品名 | gigabeat G5 | gigabeat G22 | gigabeat G40 |
---|---|---|---|
HDD容量 | 5Gバイト | 20Gバイト | 40Gバイト |
直販価格 | 2万9800円 | 4万7040円 | 5万4800円 |
発売日 | 7月中旬 | 7月下旬 | 9月下旬 |
第4世代となる新gigabeatの特徴は、まずマイクロソフトの著作権保護技術「Windows Media DRM V1」に対応したこと。OCNの「OCN MUSIC STORE」やエキサイトの「Excite Music Store」といった音楽配信サイトから楽曲を購入し、gigabeatに転送して持ち歩くことができる。東芝では「今後もこのような展開を進める」と話しており、楽曲配信サイトの追加も期待できそうだ。
ハードウェア面では、USBバスパワーによる充電が可能になった点は大きい。従来製品では、ACアダプタもしくはクレードルが必須だったが、今回の変更でパソコンが手元にあれば充電が可能になる。「ACアダプタではフル充電までに3時間ほどの時間がかかるが、USBバスパワーでもPC側の電源供給さえ十分なら同レベルの充電時間で済む」(同社)という。
カラーバリエーションが増えたのも新製品の特徴。G5は「ホワイティッシュシルバー」が標準カラーだが、このほかに数量限定の「クリスタルブルー」と「サンセットオレンジ」を用意した。ホワイティッシュシルバーは7月中旬から、限定色の2モデルは7月下旬に発売する予定だ。「gigabeat G21」の後継となる「G22」では、「ホワイティッシュシルバー」と限定色の「バーニングレッド」を用意。「G40」は、標準色の「スパークリンググレー」にくわえ、「ディープターコイズ」(限定色)をラインアップした。なお、最上位モデルのG40は、表面をアルミヘアライン加工にして高級感を出している。
内蔵リチウムイオンバッテリーは、11時間の連続再生に対応。パソコンとのインタフェースはUSB2.0で、外付けHDDとしても利用できる。また、G21で採用された「USB-LANアダプタ」サポートにより、一部の無線/有線LANアダプタを使ってネットワークドライブとして使うことも可能だ。
添付ソフトは、マイクロソフトの「Windows Media Player 9」シリーズと東芝オリジナルの「TOSHIBA Audio Application Ver.4.1`」(TAA)。TAAは、パソコン上にある音楽ファイルやフォルダをドラッグ&ドロップでgigabeatに転送できる。
そのほかの主な仕様は下記の通り。
製品名 | gigabeat G5/G22/G40 |
---|---|
HDD容量 | 5Gバイト(G5)、20Gバイト(G22)、40Gバイト(G40) |
ファイル形式 | WMA(32k〜192kbps)、MP3(32k〜320kbps)、WAV |
S/N比 | 90dB以上 |
連続再生時間 | 約11時間 |
インタフェース | USB1.1/2.0、ヘッドフォン |
本体サイズ | 76.5(幅)×89.5(奥行き)×12.7(厚さ)ミリ(G40のみ15.7ミリ) |
重量 | 138グラム(G40のみ156グラム) |
対応OS | Windows 98SE/Me/2000/XP |
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