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不思議になごめる3800円の“プロペラ飛行船”LifeStyle Weekly Access Top10

» 2005年01月28日 22時07分 公開
[ITmedia]

 先週末の「コナミ・タカラ新製品発表会」は、ドラえもんの道具家庭用ロボットのコンセプトモデルが登場して話題を集めた。どちらも玩具的な要素と実用性を併せ持つユニークな製品だ。

 一方、実用性とはかけ離れた商品の中にもオモシロイものがあった。タカラのグループ会社であるエー・ジーが展示していた飛行船「N.O.A」もその一つだ。

photo 船体のサイズは、完成時で230(幅)×460(高さ)×520(奥行き)ミリとSKYSHIPよりも小さめ

 飛行船の模型というと、タカラの「SKYSHIP」が思い浮かぶが、N.O.Aはラジコンではなく“ゴム動力”。プロペラをくるくる回して手を離すと、ふわふわと進んでいく。350回ほど巻けば、およそ2分間の飛行(推進)が可能になるという。「ゆっくり・ゆったりフシギになごめるプロペラ飛行船です」(同社)。

 動力は極めてローテクだが、エンベローブ(船体)の素材はなにげにハイテクだ。表面には住友化学工業が開発した「セービックス」と呼ばれる特殊加工が施され、一度ヘリウムガスを満たすと、1カ月間はほぼ同じ“張り”をキープできるという。

 N.O.Aは、2月発売予定で価格は3800円。キットの中にはヘリウムガスボンベ2缶が入っているから、別途ヘリウムガスを購入する必要はない。組み立ては両面テープなどが中心で道具も不要。気軽に楽しみたい人には最適な飛行船模型だろう。

photo パッケージ。ヘリウムガスボンベ2缶も含めて3800円
photo ゴンドラに乗っているのは宇宙人と動物たち

 ちなみに、ゴンドラの中にいる“ろっ●ん人”みたいなのは、「はるか宇宙のかなたから、地球の生き物を救いにやってきた宇宙人」という設定。ノアの箱船よろしく、動物たちをたくさん乗せている。もっとも、動物たちは飛行船の浮力を調整する“重り”のため、浮力が足りないと下ろされてしまうのだが……。

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