店頭では既にPDA売り場を押しのけるほどの人気を見せている電子辞書。新入学・就職の時期が近いこともあり、興味がある人も多いのではないだろうか。各社からも多くの新製品が登場しており、その特徴はさまざまだ。
収録されている辞書(コンテンツ)に目をやっても、30、40という数のコンテンツを搭載するものはもはや珍しくない。英語に関する辞書を豊富に収録する製品や、8カ国語の旅行会話を収めた製品のほか、「年金シミュレータ」といったユニークなコンテンツを持つものまである。
ハードウェアに注目しても、名刺入れサイズで世界最小・最軽量をアピールする製品や、発音機能を備えた製品、メモリカードやCD-ROMでコンテンツを追加できる製品、カラー液晶を搭載したモデルなども登場しており、バラエティに富んでいる。
それでは、どのようなモデルをチョイスするべきか? 電子辞書はPCのような汎用機ではなく、「辞書」という用途に特化した専用機であるだけに、「どのような辞書が必要なのか」「コンテンツ追加機能は必要か」「どれくらいの大きさならば携帯するのに苦にならないか」「カラー液晶は必要か」「家族全員で使うのか、自分だけで使うのか」など、購入前にどれだけ明確な利用シーンを想定できるかがポイントになる。
昨年末には目的を海外旅行だけに絞った製品選び(電子辞書を持って海外旅行へ行こう ハードウェアから“海外旅行用辞書”を考える 、コンテンツから“海外旅行で使い勝手のいい辞書”を考える)を紹介したが、今回はLifestyleでレビューを行ったお勧めのモデルをピックアップしてみた。
■カシオ「XD-WP6800」
バックライト付き大画面液晶を備えた新世代電子辞書――カシオ「XD-WP6800」
「XD-WP6800」は50の辞書を収録する多コンテンツタイプ。480×320という高解像度の5.7インチバックライト付き液晶のほか、より肉声に近いというTRUE VOICE機能、すべての英単語や英語例文の読み上げを可能とした「TTS」機能なども備える。コンテンツカード、もしくはCD-ROMを利用してのコンテンツ追加も可能だ。
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■カシオ「XD-LP7100」
「快適な引き心地」の新世代電子辞書――カシオ「XD-LP7100」
「XD-LP7100」はドイツ語を強化したモデル。独和/和独を含めた23の辞書を備える。高精細なハーフVGA(480×320)液晶の採用と肉声に近いというTRUE VOICE機能、すべての英単語や英語例文の読み上げを可能とした「TTS」機能、コンテンツ追加機能なども備える。
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■ソニー「EBR-S8MS」
8カ国語を搭載した世界最小・最薄の電子辞書、ソニー「EBR-S8MS」
EBR-S8MSは名刺ケース大というコンパクトサイズに8カ国語のコンテンツを収録した製品。重量も約103グラムと軽量で、胸ポケットに入れても全く違和感がなく、メモリースティックによるコンテンツ追加も可能だ。シルバーのほか、ブラックとワインレッドという3色が用意される。
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