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» 2007年08月23日 16時41分 UPDATE

ニコン、DXフォーマット最上位のデジ一眼「D300」

ニコンがデジタル一眼レフカメラ「ニコン D300」を発表した。ハイアマチュア向け「D200」の後継で、12.3メガCMOSを搭載したDXフォーマットの最上機種。

[ITmedia]

 ニコンは8月23日、デジタル一眼レフカメラ「ニコン D300」を11月より販売開始すると発表した。価格はオープン。ボディのみの実売想定価格は23万円前後。レンズキットも2種類用意され、「AF-S DXズームニッコール ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)」をセットした「D300 AF-S DX18-70Gレンズキット」の実売想定価格は27万円前後、「AF-S DX VR ズームニッコール ED 18-200mm F3.5-5.6(IF)」をセットした「D300 AF-S DX VR 18-200Gレンズキット」の実売想定価格は32万円前後。

photo 「ニコン D300」

 新製品は2005年11月に発表されたハイアマチュア向けデジタル一眼レフカメラ「D200」に後継機種。撮像素子は有効12.3メガピクセル APS-Cサイズ相当の「ニコンDXフォーマット」(23.6×15.8ミリ)を搭載しており、同フォーマットを搭載するデジタル一眼レフカメラシリーズ(D80、D40など)の最上位機種となる。

 撮像素子内に12/14ビット切り替え可能なA/Dコンバーターを搭載しており、14ビットRAWの撮影が行える。また、演算処理はフル16ビット化されており、処理の高速性と階調表現向上を両立したという。ISO感度は200〜3200までが設定可能だが、増感処理を行うことでISO6400相当、減感処理を行うことでISO100相当での撮影も行える。

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 搭載する「1005分割RGBセンサー」を用いて被写体の色や輝度などを撮影前に分析、AE/AF/AWBに反映する「シーン認識システム」を新たに備えた。本機能の搭載によって、肌色の多い被写体をヒトと認識してピントあわせを自動で行う「被写体判別」や任意の被写体にフォーカスポイントを追尾させる「被写体追尾」、画面内のハイライトを検出・解析して各種調光に利用する「ハイライト解析」などといった機能を実現した。

 新開発の測距素子「マルチCAM3500DXオートフォーカスモジュール」を使った51点測距AFシステムを搭載。中央部の15点は装着したレンズの階調F値がF5.6までクロスセンサーとして機能するため、動きのある被写体も容易に補足できる。AFポイントは51点から、もしくは11点から任意の1点を選ぶことも可能だ。

 撮影画像の画作りや調整を行う「ピクチャーコントロール」も新たに備える。本製品では「スタンダード」「ニュートラル」「ビビッド」「モノクローム」の4つが用意されており、それぞれについて輪郭強調/コントラスト/明るさ/色の濃さ/色合いを任意に調整できる。

 光学ローパスフィルターに(OLPF)に付着したゴミやホコリを、OLPF自体を振動させて払い落とすダスト低減機構も搭載。また、逆光などで暗く写った部分を自動補正する「D-ライティング」に加え、「アクティブ D-ライティング」を備えており、局部的な階調補正を行うことで、白とび/黒つぶれを改善しながら適切なコントラストを保つことが可能だという。

 D200の特徴のひとつであった、高速なレスポンスも引き継がれている。起動時間0.13秒、レリーズタイムラグ約0.045秒、ファインダー像消失時間約0,1秒を実現し、使い勝手の向上も果たした。連写については最高約8コマ/秒、連続100コマまでの連続撮影が行える(別売バッテリー「MB-D10」「EN-EL4a」利用時)。

 背面の液晶は視野率100%の3インチ低温ポリシリコンTFT(約92万画素)で、解像度は640×480ピクセル。ライブビューは通常のAF撮影と同様に全AFポイント(51点)を用いたTTL位相差検出方式AFでピントあわせができる「手持ち撮影モード」と、三脚の利用を前提に任意ポイントでコントラストAによるピントあわせが行える「三脚撮影モード」の2つを用意する。

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 レンズマウントはもちろん「ニコンFマウント」(AFカップリング、AF接点付き)で、記録メディアにはコンパクトフラッシュ(Type I/II準拠、マイクロドライブ対応)を利用する。コンパクトフラッシュについては次世代規格の「UDMA」にも対応する。HDMI(Ver1.3準拠)出力も備える。

 主な仕様は以下の通り。

製品名 ニコン D300
形式 レンズ交換式一眼レフレックスデジタルカメラ
レンズマウント ニコンFマウント
撮像素子 23.6×15.8ミリCMOSセンサー「ニコンDXフォーマット」、有効1230万画素
ISO感度 ISO 200〜3200相当、ISO6400/ISO100相当の感度拡張が可能
記録画素数 4288×2848/3316×2136/2144×1424ピクセル
記録方式 JPEG、RAW(12/14ビット)
測光方式 1005分割RGBセンサーによるTTL開放測光方式 マルチパターン/中央部重点測光/スポット測光
AF TTL位相差分検出方式 フォーカスポイント51点(クロスセンサー15点含む)
AFエリアモード シングルポイントAF、ダイナックAF(9点/21点/51点)、オートエリアAF
シャッタースピード 1/8000〜30秒
露出制御 プログラムオート、シャッター優先オート、絞り優先オート、マニュアル
露出補正 ±5段、補正ステップ:1/3、1/2、1段ステップ
レンズサーボ オート(シングルAFサーボ「AF-S」、コンティニュアスAFサーボ「AF-C」)、マニュアル
ホワイトバランス オート/マニュアル(7種)、色温度設定可能
連写機能 最高8コマ/秒(バッテリーパック「MB-D10」利用時)
液晶ディスプレイ 3型TFT液晶ディスプレイ(640×480ピクセル)
記録メディア コンパクトフラッシュ(Type I/II)
サイズ 約147(幅)×74(奥行き)×114(高さ)ミリ
重さ 約825グラム(本体のみ)
発売時期 11月
実売価格 23万円前後(ボディのみ)
photophoto 同社 取締役社長兼社長執行役員兼CEO兼COO 苅谷道郎氏(左)と自身もニコンユーザーだというモデルの知花くららさん(右)

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