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» 2009年07月28日 21時09分 UPDATE

“LAN DISK AV”でスカパー!HD録画を試す (1/2)

衛星放送を利用したハイビジョン放送サービス「スカパー!HD」の録画環境が間もなく整う。スカパー!HDチューナー&NASの録画環境とはどういったものか、スカパー!&RDユーザーの視点から試用した。

[渡邊宏,ITmedia]

 スカパー!といえば、多くの利用者に愛好されている多チャンネル放送サービスだが、地上デジタル放送やWOWOWなどに比較するとひとつだけ大きく出遅れていた部分がある。それがハイビジョン対応だ。

 2008年10月から「スカパー!HD」として、スポーツや映画など15チャンネルでのハイビジョン放送が開始され、対応チューナーを導入することでハイビジョン放送が楽しめるようになっているが、録画についてはコンポジットやSビデオ端子を使ったSD解像度でのアナログのみで、ハイビジョンの録画手段は提供されていなかった。

 このたび、ハイビジョン録画に対応したスカパー!HD対応チューナー「SP-HR200H」ならびに、アイ・オー・データ機器のNAS“LAN DISK AV”「HVL1-G500」の組み合わせを試す機会を得たので、現行スカパー!サービス&RDユーザーの視点から使い勝手を報告したいと思う。なお、SP-HR200Hは録画対応の試作品、HVL1-G500についてもβ版ファームウェアを適用した状態での検証となることをお断りしておく。

photophoto スカパー!HD対応チューナー「SP-HR200H」とアイ・オー・データ機器のNAS“LAN DISK AV”「HVL1-G500」

スカパー!HD録画はDLNA&DTCP-IPで

 録画環境の提供開始が遅れている理由の一端は、スカパー!HDの方式にも求められるだろう。スカパー!HDでは、既存のスカパー!で用いられているMPEG-2ではなく、MPEG-4 AVCを採用しており、コンテンツには「1回のみデジタル録画可」などといった保護がかけられているものが大半だ。

 そうした環境下でスカパー!HDがハイビジョンの録画方式に採用したのが、DLNAとDTCP-IPを利用した方式だ。ネットワーク接続したNASやレコーダーにハイビジョン画質のまま伝送・録画するというもので、既存製品でいえば、東芝「REGZA」の地上デジタル放送LAN HDD録画に近い。従って、今回の機材であるチューナー「SP-HR200H」とHDD「HVL1-G500」はUSBやHDMIではなく、イーサネットにて接続する

 準備は非常に簡単。チューナーの「SP-HR200H」とNASの“LAN DISK AV”「HVL1-G500」はイーサネット接続した状態で(今回は100Bast-Tのハブを介して接続した)、チューナーのメニューから「スカパー!HD録画 機材登録」を呼び出すと、「サーバーリスト」の項目に接続したNASが認識されているので、登録するのみだ。

photophoto チューナーとNASがネットワーク経由で接続されていれば、「端末設定」の「スカパー!HD録画登録」を開くとNASが確認できる。

 録画はEPGからも可能だが、手動でチャンネルや時間などを指定して行うこともできる。このあたりは一般的なデジタルレコーダーとまったく変わらない。契約していないチャンネルや録画不可の設定がなされている番組については、警告が出て録画できない。また、録画はストリーム録画のみとなっており、録画画質についての調整は行えない。

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photophoto スカパー!の番組表。録画はリモコンの決定ボタンを押すだけと簡単。予約時にリモコンの青ボタンを押すと開始/終了時間などの手動設定も行える

 SP-HR200Hは地上デジタルチューナーも搭載しているので、地デジの番組も録画できる。ただ、同時2番組録画は行えない仕様となっているようで、地デジ/スカパー!の録画時間が重なっている場合、録画はできない。

photophoto 地上デジタル放送のEPG(写真=左)、スカパー!HDの予約を行い、同時間帯の地上デジタル放送を録画しようとしたところ、時間重複のため録画できないとのメッセージが表示された(写真=右)

 録画時間になるとチューナーが起動し、NASへの録画が行われる。録画中である旨を示すサインは点灯するが、経過時間やチャンネルは表示されない。このあたりはスカパーでの録画を経験したユーザーならば“普段通り”といったところだ。

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