エプソンは10月3日、3LCD方式の3D対応プロジェクター5機種6モデルを発表した。従来機「EH-TW8000」などの特長である“明るい3D”を強化するとととも、3Dメガネや無線送信機をブラッシュアップ。さらにWXGAながら3D表示に対応したカジュアルタイプのプロジェクター「EH-TW510」を追加する。10月17日から順次発売する予定だ。
製品型番 | EH-TW8100W/EH-TW8100 | EH-TW6100W/EH-TW6100 | EH-TW510S/EH-TW510 |
---|---|---|---|
方式 | 3LCD方式 | ||
解像度 | フルHD | WXGA | |
DEEP BLACK | ○ | なし | なし |
2D-3D変換 | ○ | なし | |
超解像技術 | ○ | ○ | なし |
光学レンズ | 2.1倍マニュアルズーム | 1.6倍マニュアルズーム | 1.2倍マニュアルズーム |
入力端子 | HDMI×2、コンポーネント、ミニD-Sub 15ピン、コンポジット | HDMI×1、ミニD-Sub 15ピン、Sビデオ、コンポジット | |
実売想定価格 | 32万円台後半/29万円台後半 | 22万円台後半/19万円台後半 | 9万円台後半/9万円台中盤 |
発売時期 | 10月17日 | 11月30日 | |
上位モデルの「EH-TW8100」および「EH-TW6100」は2011年モデルの後継機で、D9パネルと「Bright 3D Drive」駆動技術による480Hz駆動を継承した。さらに光学エンジンの最適化と新しい3Dメガネの採用により、3D映像の明るさを従来比で最大15%向上させている。
EH-TW8100は、パネルを透過する偏光を制御して黒浮きを抑える「DEEPBLACK」を搭載。2D視聴時のコントラスト比は32万:1に向上た。一方のEH-TW6100は、新たに「2D-3D変換」や超解像技術(2D向け)を搭載するなど、上位機に近い機能を備えている。
型番に“W”が付くのは、Wireless HD方式のワイヤレス伝送に対応したモデル。従来機では送信機のHDMI入力が1系統しかなかったが、今回は筐体デザインから変更してHDMI入力を5系統装備。セレクターとして機能するようになった。さらにHDMIパススルー出力と光デジタル音声出力を設けたことで、テレビとプロジェクターによる“2Wayシアター”の構築も容易になっている。
新しい3Dメガネは、従来のIR(赤外線)方式からBluetoothに変更されたことで、同期できる距離が約10メートルに拡大したほか、障害物にも強くなっている。また、メガネ自体も約30%の軽量化を果たした。
100インチに最短で3メートルという短い投写距離も特長。EH-TW8100には光学シフト、EH-TW6100は台形歪みを補正する「ピタッと補正」(ヨコ台形歪み補正、タテ自動台形歪み補正)を搭載した。本体上面にある「ヨコ補正スライダー」により直感的に台形補正が行える。このほか、天吊り時に本体の入力端子群を隠して外観をすっきりとさせる「インターフェースカバー」が標準で付属するなど、細かい部分もブラッシュアップしている。
一方、10万円以下の“カジュアル3Dシアター”として投入されるのが、「EH-TW510」および「EH-TW510S」だ。パネル解像度はWXGAながら3D表示をサポート。台形歪みを補正する「ピタッと補正」も備えた。3Dメガネは上位機と同じBluetooth方式だ。なお、“S”型番には、80インチの掛図式スクリーン(アスペクト比16:9)と専用スタンドが付属する。重量は約2.7キログラム。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR